熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

*

経営学修士とは?学士と修士の違いを比較!

   

経営学修士。

ビジネスをしている人ならば、どこかで一度は耳にしたことがある単語だと思います。
なんとなく経営に関する学問をよく勉強した学位なのだろうということは想像できます。

しかしながら、世の中に経営学部を出ている人も多くいます。そんな人が経営学修士を取る必要があるのでしょうか?学士と修士の違いは一体どこにあるのでしょうか?

経営学修士シリーズとして、学位の説明からメリット・デメリットなどを、海外でMBAを取得した熊が自分の経験を元に経営学修士を色々な側面から見てみたいと思います。

今回は経営学の学士と修士で学ぶ内容の違いについてお伝えします。

経営学修士と経営学学士は何が違う?

当たり前ですが、学士と修士の最大の違いは、学位の違いです。
学士は大学の学部レベル、修士は大学院のレベルになります。
当然、学ぶ内容も異なりますし、クラスメートも大きくことなります。

ちなみにですが、厳密に言うと、日本には経営学士や経営学修士という学位は現在存在しません。旧制度時代には存在しましたが、1993年の学校教育法改正で学士(経営学)、修士(経営学)となりました。

最大の違いは実践的かどうか

学位もさることながら、最大の違いは学ぶ内容が実践的かどうかだと思います。

MBAであっても、日本の修士(経営学)であっても学ぶ内容は非常に実践的です。必須授業のミクロ経済学や統計学などは比較的学問に近いものですが、以後の選択の授業を学ぶためには必須の知識です。

選択授業の中では、今すぐ会社に戻って使える知識やスキルを学べます。

例えばオペレーションでは、どうやってサプライチェーンでの原価を管理するか、どのような点に注目して戦略を作っていくか、実際の企業を題材にして学びます。

他に、ファイナンスでは、ある会社の状況をみてどの方法でファイナンスするか、どの資産が同業他社に比べて不必要に大きいかなどを分析するスキルを学びます。

ソフトスキルでは、実際のケースを元にロールプレイを繰り返す交渉術の授業などは、明日にも使えるスキルです。

学士の段階でもこのようなスキルを学ぶことはできますが、実務を経験した後に必要性を感じて学ぶこれらの実践的なノウハウは修士(経営学)やMBAの大きな特徴だと思います。

学士は基礎やその他の活動に時間を割きやすい

学士と修士の違いのもう一つは、基礎に時間を割くかどうかがあると思います。修士の場合、数学系の基礎は本当に統計学のみというところが多くあります。

ですが、学士になると違います。

線形代数をしっかり教えてくれる学校もありますし、プログラミングなどを取り入れている学校もあります。学士のほとんどの学生は高校を卒業してすぐで、かつ時間も4年間あるので、基礎に時間を割いて学ぶことができます。

また、途中留学などをしやすいのも学士の特徴だと思います。

MBAや修士(経営学)は2年です。様々な制度を取り入れて、交換留学をしたりすることができるよう配慮されています。

しかしながら、やはり2年はあっという間です。

当然、短い間に授業をしっかりとりつつ、インターンなどを行っていると、時間の配分が難しいです。更に、MBAや経営学(修士)を取りに来ている人の中には、すでに家族がいる場合もあり、その時は家族に割く時間も必要です。

このように、学士の方が基礎やその他の活動に時間を割くことが容易です。

卒業研究がある

学士では卒業研究があるところが多くあります。

日本の修士(経営学)の中には、修士論文を求めるところもあります。しかしながら、MBAなどは実務ですぐ使える知識を学ぶのが目的であるため、論文の提出を必要としないところがほとんどです。

この視点から見ると、日本の修士(経営学)はMBAに比べるとより学問的であるといえると思います。

クラスメート

最後の違いがクラスメートです。

なんといっても、社会人経験の有無は非常に大きいと思います。

ある新しいことを学んでも社会人経験がある人の方が、ずっと具体的に考える場合が多いと思います。

例えば、ナレッジマネジメントの授業では、人についた知識を会社により長く帰属させるためには、人を大切にすべき、解雇をできるだけしない方が良いという主張が出てきます。

ですが、実際の会社ではそうではありませんよね。

知識をたとえ持っていても、解雇をすべき時もあります。それは人や事業の状況により大きく異なります。ある人が事業戦略上どうしても必要な知識を持っている場合には、ずっと重宝されるでしょう。しかしながら、そういった人はコンサルタントとして外部から調達することも可能です。

このように、実務を知っている方には様々な選択肢があり、トレードオフの中どうやって選ぶか、その際には様々な視点・論点があるのかが非常に重要です。

社会人経験をした方の多くは、この視点を多く持っている場合が多く、より現実的でリアルな議論を行うことができます。

このクラスメートの社会人経験というのが、学士と修士の質を変える大きな要因だと思います。

まとめると

経営学の学士と修士の違いについてまとめました。
主な違いは、
・学位
・実践的かどうか
・基礎などに割く時間があるか
・卒業/修士論文があるか
・クラスメートの社会人経験
です。

 - MBA受験 , ,