熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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経営学修士とは何か。実体験を元に解説!

   

経営学修士。

ビジネスをしている人ならば、どこかで一度は耳にしたことがある単語だと思います。
なんとなく経営に関する学問をよく勉強した学位なのだろうということは想像できます。

そして社会人のほぼすべての人が、私はビジネスをしているという実感があると思います。ではそのビジネス、経営の修士学位ということは、これを学べば収益をぐっと上げることができるのでしょうか?

そこで一体何を学ぶことができるのでしょうか?
そのことをしっかりと知っている人はどの程度いるでしょうか?

そこで、海外でMBAを取得した熊が自分の経験を元に経営学修士を色々な側面から見てみたいと思います。

経営学修士シリーズとして、学位の説明からメリット・デメリットなどをお伝えしています。

今回は経営学修士とは何かです。

経営学を修了したことを示す学位

経営学修士とは、その名の通り経営学を修めたことにより授与される修士の学位です。

経営学修士というと、なんだか経営を鮮やかに分析、意思決定を行う将来の幹部になるようなイメージがあるかと思います。ですが、そのイメージの多くは海外の経営学修士、いわゆるMBA(Master of Business Administration)のものだと思います。

現在、日本人から見るとおおきく4つの経営学修士があります。
海外に2つ、日本に2つです。

海外のうちの1つは、いわゆるMBAです。海外のMBAでMBAとして価値があるのは、第三者機関に学校の質を評価してもらい、認証してもらった学校のものです。また、この認証されたMBAの学校は様々なランキングでその品質を競っています。

有名なところだと、ハーバード、スタンフォードといったところです。ちなみに日本では、2015年現在、慶応大学、名古屋商科大学が認証を受けています。

海外のもう1つは、MBAですが認証を受けていないところです。修士学位を受けるのに必要な講座と単位数を取得することで得ることができる学位です。修士としての学位としては有効ですが、MBAの認証は受けていないところがあります。

続いて日本です。
先ほど示した通り、日本でMBAの認証を受けているのは、2015年現在、慶応大学、名古屋商科大学のみです。

そして認証を受けていない経営学修士ですが、これも二つに分かれます。
1つ目が修士(経営学)を得ることができるもの、もう一つが経営管理修士(専門職)を得ることができるものです。

実は日本には経営学修士という文部科学省に認定された学位は存在しません。経営学修士とは、MBAと修士(経営学)、経営管理修士(専門職)の総称と考えてよいと思います。

海外のMBAは実務家を育てることを目的としています。一方、修士(経営学)はより研究、アカデミックな要素が強く出てきます。学校によっては、修士論文を必要としているところもあります。

海外のMBAに当たるのが、経営管理学修士(専門職)で、こちらは実務家を育てることを目的としています。

MBAの認証や日本の経営管理学修士(専門職)との違いについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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なぜ経営学修士は注目されるのか

経営学修士を持っているというと、ちょっとビジネスの世界では一目置かれるかもしれません。この人、経営について詳しいに違いないというイメージがあるからです。

では、経営学修士はなぜ注目されるのでしょうか?

経営コンサルタントのイメージ

経営コンサルタントというとどのようなイメージを受けるでしょうか?

経営コンサルタント自体はここ数十年で出てきた職業で、最近は日本の報道番組のコメンテーターとしてしばしば見るようになりました。

また、本屋のビジネス書コーナーには多くの経営コンサルタントの本が平積みになっています。

大手ではマッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ATカーニーなどではないでしょうか。

彼らの多くは海外のMBAを取得しています。日本でも東京大学を始めとした高学歴ですが、その後さらに世界のトップ校であるハーバード大学やスタンフォード大学のMBAを取得しているような方たちです。

こんな人達が取得している経営学修士はきっとビジネスを鮮やかに分析し、課題をたちどころに解決していくに違いないというイメージがあります。

著名な経営者のイメージ

経営のプロのイメージがあるのは、コンサルタントだけではないはずです。
経営を実際に行っている経営者の中にも多くの経営学修士取得者がいます。

ローソンの新浪剛史や、楽天の三木谷浩史などはその代表格かと思います。

彼らはMBAで学問としての経営を学び、そして実務として成功を収めています。しばしば彼らの学んだことはビジネス雑誌などで特集が組まれますが、それほどMBAの学びは大きいということが想像できます。

習得する能力-多様な視点

何よりも重要なのは、この習得する能力だと思います。

経営とは不定形のものです。

ある戦略も一見すると意味をなさないように思うかもしれませんが、違う側面から見るととても重要な一手である場合があります。

多くの社会人はこの多くの視点を持つことが非常に難しいです。新入社員として入社して、ある分野の専門家になることはあると思います。
しかしながら、実際に目の前にある課題を他部門の人間が見るとどのように見えるのか、どのようなインセンティブや方針を持っているために、他部門がどのように判断し動くをを知ることは非常に難しいです。

しかしながら、経営はこれらを総合的に見て意思決定を行う必要があります。
部分最適ではなく、全体最適を志向しながら戦略と策定し、実行していく必要があります。

そのためには、経営を様々な視点から見る能力が必要不可欠です。

経営学修士は、この様々な視点から見る能力を養ってくれます。

まとめると

経営学修士シリーズとして、経営学修士とは何かについてまとめました。

学位の一つであり、大別すると4つあること、そのイメージの源泉が経営コンサルタントや著名な経営者にあることを示しました。

そして、最も重要なことは経営に対して多様な視点を養うことであり、そのために経営学修士は最適の学問であることを指摘しました。

次回は、経営学修士を取得するにあたって、具体的にどのようなことを学ぶのかお伝えしたいと思います。

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