熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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MBAランキングの常連 なぜハーバードはMBAスクールとして凄いのか?

   

MBAに限らず、アメリカの大学と聞くとイメージする大学の1つはハーバード大学ではないでしょうか?

それではなぜアメリカの大学と聞くとハーバードなのでしょうか? 入学が難しいから、偉大な卒業生を輩出しているから、ブランド化しているから、など色々と理由はあると思います。そしてMBAに関して言うと、MBAスクールの頂点ともいえるような大学です。

今まで海外MBAのランキングシリーズでお伝えしてきました。

今回は、ランキングで常連のハーバード大学がなぜすごいのか、MBAスクールの視点からお伝えしたいと思います。

ハーバード・ビジネス・スクールとは?

まず、ハーバードビジネススクールとはどんなところか確認しましょう?

ハーバード大学はボストンにあるアイビーリーグの一角の私立大学です。

ちなみに、アイビーリーグとは東海岸のエリート私立校群です。全部で8校あり、ブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イェール大学になります。

ハーバード大学は1636年に創立した全米最古の大学で、大学ランキングでは常に上位になる大学です。そして、その基金の大きさも非常に有名です。寄付金などを貯めて集められた4兆円を超える基金を持っており、この運用益を大学の運営に用いています。

単純に6%で運用すると2400億円程度が毎年利息として入ってくるのです。
恐ろしい基金の大きさですよね。

そんなハーバード大学のビジネススクールとしてハーバードビジネススクールはあります。

設立は1908年と、20世紀に入ってからで、100年ちょっとの歴史があります。一学年1000人弱のMBA生を輩出しています。

ビジネススクールでは設立や進歩に多大な貢献や寄付をした人の名前を取って、例えばMITならば、GMのSloanさんを称えでSloan School of Managementなどと名前がついていることがよくあります、ハーバードには人の名前はついていません。ハーバードビジネススクール、通称「HBS」です。

独自の教授法を開発した!

ビジネススクールとして見たとき、ハーバードの特徴はそのケースメソッドと呼ばれる教授法を開発、普及しているということが大きな特徴として挙げられます。

ケースメソッドとは、その名の通り、ケース(事例)についてディスカッションを繰り返すことで、様々な学びを得る教授法です。

具体的には、ハードディスクドライブのSeagateがどのように新たな規格に対応したか、などといった事例が対象となります。

ケースには、初めに概要、続いて当時のビジネス状況や主要なキャラクターの紹介があり、その後何がどのような状況で起こったかが詳細に説明されます。このケースを追うことで、ケースの中の人物がどのように考え、どのような情報を得て、どのように判断していたかがわかります。

授業ではこのケースを読んで、キャラクターの判断は適切だったのか、どのような対応ができたか、どうすれば問題を防げたか、あるいは問題にどう対応すべきかといったことについて議論を進めます。議論の最後には、教授がクラスの意見をまとめ、ある程度普遍的な考え方、コンセプトなどについて説明を行います。

ビジネスは非常に複雑で、ビジネス環境は大きく異なることが多々あります。その中から普遍的なルールを見つけ出す、あるいは判断の優先順位を見つけ出すにはこのケースメソッドは非常に有効だと思います。

実際、ハーバードの授業ではほぼ100%がこのケースメソッドで教えられるそうです。

教材の大半を提供している!

上記にあるように、ハーバードビジネススクールはケースメソッドを開発しました。

新しいメソッドを開発したということは、当然それに必要な教材が必要です。その開発をしているのが、やはりハーバードビジネススクールなのです。

もちろん近年は様々な大学や機関がケースを作成しています。

しかしながら、やはりしばしば用いられる有名なケースはハーバードの物が非常に多いです。熊が行っていた学校でも、様々なケースを用いた授業が行われましたが、半分以上はハーバードのケースだったように思います。

ビジネスは毎日進化しているので、当然ケースも進化する必要があります。ハーバードビジネススクールは当然それを理解しており、世界各国にケースを作成するための事務所を持っています。日本にもあります。

また、最近は日本の本屋さんでハーバードビジネスレビューを見ることがあるのではないでしょうか?

しばしば、ハーバードビジネスレビューは論文集だと勘違いされることが多いのですが、これは論文集ではなくハーバードビジネススクールの機関紙になります。しかしながら、日本でも和訳されて一般に出版されているところを見ると、その影響力が非常に大きいことがわかります。

このように、教材開発の面でもハーバードビジネススクールはMBA業界に多大な影響を与えています。そしてそこからの収入も非常に大きなものになっています。

分野を開拓した有名教授がいる!

これまでは教育側の話でしたが、今度は研究側の話です。

ハーバードビジネススクールの教授というと誰を思い浮かべるでしょうか?

筆頭は戦略論のマイケル・ポーターだと思います。あるいは最近はイノベーション論のクレイトン・クリステンセンかもしれません。

実は彼らは学術専門誌に多大な影響を残す学術論文を多く発表しているわけではありません。

学者としては非常に少ない方だと思います。

しかしながら、ポーターにせよ、クリステンセンにせよ、その分野の第一人者と呼ばれるようなフレームワークやコンセプトを開発し、普及させていることが非常に大きな功績だと思います。研究者として多くの著名な論文を残した方はいっぱいいますが、これほどまでにある特定の分野の開発と、その代名詞のように言われる教授を輩出してる学校は非常にスクルないのではないでしょうか。

そのなかの大学の一つがハーバードビジネススクールとなります。

卒業生が大活躍!

そして卒業生が非常に活躍していることもあります。
そもそも、ハーバード大学自体が非常に多くの著名な卒業生を輩出しています。8人のアメリカ合衆国大統領に、100人以上のノーベル賞受賞者、7人のフィールズ賞受賞者などです。

そしてハーバードビジネススクールはというと、以下のようになります。

  • ジョージ・W・ブッシュ:アメリカ合衆国大統領
  • ルイス・ガースナー:元IBM最高経営責任者
  • マイケル・ブルームバーグ:ニューヨーク市長、経済ニュース・ブルームバーグ設立者

日本人で見ると、以下のようになります。

  • 堀紘一:ドリームインキュベータ―会長
  • 南場智子:ディエヌエー会長
  • 新浪剛史:ローソン社長
  • 三木谷浩史:楽天会長兼社長

数え上げると何十人もいるので4名にしておきましたが、卒業生の多くが大活躍です。

まとめると

ハーバードビジネススクールのMBAスクールとしての凄さについてお伝えしました。
ケースメソッドという教授法の開発、教材の開発、分野を開拓した教授陣に卒業生とその凄さは多方面にのぼります。

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