熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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実は何種類もあるMBAランキングを徹底比較!ベストは?

      2016/04/09

MBAランキングというと、MBA留学を考える人にとってはとても重要な指標です。ランキングで将来の給与が大きく変わってくるかもしれませんし、社費の人はランキング何位以上と制限がある場合もあります。

こんなランキングですが、実は複数のランキングがあり、有名なところだとUS News、Financial Times、The Economist、Bloombergといったところで、それぞれ特徴があります。

海外MBAのランキングシリーズとして記事をお送りしてきました。
今回はMBAランキングの種類とその特徴についてお伝えします。

MBAランキングはいくつもある

MBAのランキングはいくつもの団体が発表しています。主に、新聞社関係が多く発表していますが、各団体により注目している項目が違います。この項目を知ることで、このランキングは何を測っているランキングかを知ることができます。

有名なところだと、US News、Financial Times、The Economist、Bloombergの4つがMBAランキングを発表しています。

そこでそれぞれのランキングと、特徴、評価項目を見てみたいと思います。

US News and World Report

US Newsとはどんな団体?最新ランキングは?

まずはUS Newsです。

US Newsはアメリカ合衆国の雑誌です、以前は週刊誌で発行していたのですが、現在はインターネット版のみとなっています。

このUS Newsが有名な理由は、1983年に始められた大学ランキングです。この大学ランキングの一つにMBAランキングがあります。

最新、2015年発表のUS NewsのMBAランキングはこちらです。なお、2015年に2016年版として発表するので、2016と書いてあります。

#1 Stanford University
Stanford, CA
#2 Harvard University
Boston, MA
#3 University of Pennsylvania (Wharton)
Philadelphia, PA
#4 University of Chicago (Booth)
Chicago, IL
#5 Massachusetts Institute of Technology (Sloan)
Cambridge, MA
#6 Northwestern University (Kellogg)
Evanston, IL
#7 University of California—Berkeley (Haas)
Berkeley, CA
#8 Columbia University
New York, NY
#9 Dartmouth College (Tuck)
Hanover, NH
#10 University of Virginia (Darden)
Charlottesville, VA
#11Tie New York University (Stern)
New York, NY
#11Tie University of Michigan—Ann Arbor (Ross)
Ann Arbor, MI
#13Tie Duke University (Fuqua)
Durham, NC
#13Tie Yale University
New Haven, CT
#15 University of California—Los Angeles (Anderson)
Los Angeles, CA
#16 Cornell University (Johnson)
Ithaca, NY
#17 University of Texas—Austin (McCombs)
Austin, TX
#18 University of North Carolina—Chapel Hill (Kenan-Flagler)
Chapel Hill, NC
#19 Washington University in St. Louis (Olin)
St. Louis, MO
#20 Carnegie Mellon University (Tepper)
Pittsburgh, PA
20位まで引用

どうでしょうか?

MBAの二大巨頭、ハーバード、スタンフォードが1、2を飾り、以下有名校であるペンシルベニア、シカゴ、MITなどが続きます。なお、アメリカの大学だけのランキングとなっています。

極めて、我々がイメージするMBAのランキングに近いのではないでしょうか。

US Newsの評価項目

それではUS Newsの評価項目を見てみましょう。

  • ビジネススクール同士の評価 25%
  • リクルーターの評価 15%
  • 平均給与とボーナス 14%
  • 就職率 9%
  • 平均GMATとGRE 16.25%
  • 平均GPA 7.5%
  • 受験生の選択率 1.25%

もっとも評価の割合が大きいのはビジネススクール同士の評価です。それにリクルーターの評価が続いています。学校や会社の人間がどの大学がいいかと思っているランキングと見ることができると思います。

いわば、社会人と学校のランキングのイメージとなり、多くの方のイメージと一致するランキングだというのも頷けます。

Financial Times Global MBA Ranking

Financial Timesとはどんな団体?最新ランキングは?

Financial Timesはイギリスにある日刊新聞です。その名の通り、金融関係の記事に定評があります。特に企業分析や企業価値についての記事は有名です。

また、昨年日本経済新聞が買収したことが大きな話題となりました。

最新、2015年発表のFinancial TimesのMBAランキングはこちらです。

1 Harvard Business School
2 London Business School
3 University of Pennsylvania: Wharton
4 Stanford Graduate School of Business
4 Insead
6 Columbia Business School
7 Iese Business School
8 MIT: Sloan
9 University of Chicago: Booth
10 University of California at Berkeley: Haas
11 Ceibs
12 IE Business School
13 University of Cambridge: Judge
14 HKUST Business School
14 Northwestern University: Kellogg
16 HEC Paris
17 Yale School of Management
18 New York University: Stern
19 Esade Business School
20 IMD
20位まで引用

Financial Timesでは世界のランキングとなっています。ハーバードやスタンフォードに加えて、ヨーロッパ系の有名MBAスクールであるロンドンビジネススクール、INSEAD、IESEなどが入ってきています。アジアからは、Ceibis(中欧国際工商学院)、HKUST(香港科技大学) Business Schoolが入ってきています。

熊個人から見ると、入学難易度だけで見ると若干ヨーロッパ系・アジア系が有利に評価されているようにも思えます。

Financial Timesの評価項目

卒業生のアンケートにより、平均給与、給与の上昇率、給与以外のデータが集められます。

  • 平均給与 20%
  • 給与の上昇率 20%
  • 卒業生の給与以外のデータ 19%
  • 学校のデータ 31%
  • 研究に関するランキング 10%

US Newsが社会人からの評価に重点を置いていたのに対し、Financial Timesはより数字で示せる具体的な成果に重点が置かれています。

すなわち、平均給与の絶対額とMBA前と後の給与の平均上昇率です。この2つで40%を占めており、MBAで給与をあげたいと思っている受験生にはうってつけのランキングではないでしょうか。

また、給与関係の数字を計算する際には、最上位と再下位を計算からはずすなどの、より現実味のある数字になるように様々な計算の工夫がされています。

それでも上昇率が大きいという評価項目は国の問題や起業の問題など課題もあるのですが、それについては別の記事でお伝えします。

The Economist

The Economistとはどんな団体?最新ランキングは?

続いてThe Economistです。

英語学習をしたことがある人ならおなじみのイギリスの週刊発行の新聞です。なぜか新聞といいながら雑誌形式で発行されています。

ちなみに、カタカナで「エコノミスト」という経済専門誌が毎日新聞社から発行されていますが、それとは別のものになります。

最新、2015年発表のThe EconomistのMBAランキングはこちらです。

1 University of Chicago – Booth School of Business
2 University of Virginia – Darden School of Business
3 Dartmouth College – Tuck School of Business
4 Harvard Business School
5 HEC School of Management, Paris
6 University of California at Berkeley – Haas School of Business
7 Northwestern University – Kellogg School of Management
8 INSEAD
9 UCLA Anderson School of Management
11 New York University – Leonard N Stern School of Business
12 Columbia Business School
13 Stanford University – Graduate School of Business
14 University of Navarra – IESE Business School
15 Massachusetts Institute of Technology – MIT Sloan School of Management
16 The University of Queensland Business School
17 IE University – IE Business School
18 University of Warwick – Warwick Business School
19 Yale School of Management
20 Duke University – Fuqua School of Business
20位まで引用

US NewsともFinancial Timesとも異なったランキングになっています。
ハーバードが4位、スタンフォードに至っては13位になっています。そして、先ほどまでに張ってきていなかったUniversity of Virginiaが2位、University of Warwickが13位に入ってきています。

これはなぜかを、評価項目を見ながら確認してみましょう。

The Economistの評価項目

さて、このThe Economistですが、2015年の評価方法について見てみたいと思います。

  • 新しいキャリアの機会 35%
  • 個人の能力開発、教育経験 35%
  • 給与上昇率 20%
  • 人脈形成のポテンシャル 10%

これを見る限り、キャリアの機会、能力開発や教育経験、人脈形成という、MBAの教育サービスの質を重視していることが分かります。そして、Financial Timesとは対照的に給与の割合は20%です。

すなわち、他のランキングで出てこないけれどもThe Economistのランキングで出てきている大学は、教育の質が優れているということになります。

悪い言い方となりますが、裏を返すと教育の質に関わらず、何らかの理由で給与につながっていない大学と見ることもできます。

また、The Economistのランキングを信用するならばスタンフォードはその名声に比較すると若干、教育の質が下がるということになるのでしょう。

Bloomberg

Bloombergはアメリカの大手通信情報、メディアの会社です。テレビやラジオ、雑誌などの事業を持っています。設立者はのちのニューヨーク市長となり名声を得たマイケルブルームバーグです。

最新、2015年発表のBloombergのMBAランキングはこちらです。

1 Harvard
2 Chicago (Booth)
3 Northwestern (Kellogg)
4 MIT (Sloan)
5 Pennsylvania (Wharton)
6 Columbia
7 Stanford
8 Duke (Fuqua)
9 UC Berkeley (Haas)
10 Michigan (Ross)
11 Yale
12 Virginia (Darden)
13 UCLA (Anderson)
14 Dartmouth (Tuck)
15 Emory (Goizueta)
16 Cornell (Johnson)
17 North Carolina (Kenan-Flagler)
18 Carnegie Mellon (Tepper)
19 Rice (Jones)
20 Washington (Foster)
20位まで引用

どうでしょうか。比較的US Newsに近いのではないかと思います。ハーバード、スタンフォード、シカゴ、MIT、ペンシルベニアあたりの有名どころは上位に入っています。

Bloombergの評価項目

  • 雇用主への調査 35%
  • 卒業生への調査 35%
  • 現役生の満足度 15%
  • 給与のランキング 10%
  • 就職率のランキング 10%

US Newsと同様、雇用主や卒業生らへの調査が大きな割合を占めています。このため、結果も比較的近いものになっているのだと思います。

US Newsとの大きな違いは、現役生がランキングに与えるインパクトが調査によるものなのか、平均GPAなどの値なのかの違いです。

当たり前ですが、GPAやGMATのスコアは入学が難しい学校程上がる傾向があります。一方、現役生への調査は入試難易度とは異なる結果となる可能性があります。

結局どれが一番いいのか?

どのランキングもそれぞれ見たいところが違うだけで、しっかりと調査してあるランキングです。

ですが、一般的にランキング上位というと、感覚的にはUS NewsかBloombergが比較的納得感があるのかなと、熊は思います。

したがって、熊的なベストのランキングはUS News、Bloombergです。

まとめると

有名な4つのMBAランキングについてまとめました。
それぞれの特徴や、評価項目の違いについて比較を行いました。

熊的にベストなランキングはUS NewsかBloombergです。

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