熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【MBAランキング】この項目をランキングは評価している!

      2016/01/11

MBAランキング(Global MBA Ranking)という単語を聞いたことがあると思います。
MBAランキングが重要な理由は MBAランキングがMBAスクール、MBAの受験生に大きな影響を与えるブランドを作る事に大きく貢献しているからです。

MBAのランキングが上がることでより良い学生が集まり、就職率や平均給与が上がります。この結果、より多くの受験生の間でそのMBAスクールが人気になります。そして、MBAスクールのランキングが上がり、再び就職率や平均給与が上がるというフィードバックが形作られているのです。

この重要なムービーランキングですが 一体どのようにしてつけられているのでしょうか。

MBAのランキングシリーズでお伝えしています。
今回は、このMBAランキングの評価方法についてお伝えしたいと思います。

MBAランキング(Global MBA Ranking)の評価項目

MBAランキングの評価項目には以下のような内容があります。

  • 就職に関する項目:卒業者給与の上昇度や就職率
  • 顧客満足度1:卒業生による評価
  • 顧客満足度2:企業の人事担当者による評価
  • サービスの質1:教授陣の研究力
  • サービスの質2:学校の多様性・国際的な活動
  • ビジネススクールのトップ同士の評価

実はMBAランキングにより順位は結構異なる

実は、MBAスクールのランキングには多くのランキングがあり、どの団体が発表しているものかで大きく異なります。

熊の周りで、比較的バランスが取れていると言われているのは、US News World Reportです。ですが、より給与の上昇率に重きを置いているFinancial Timesなどもあります。

ですので、自分が見ているランキングは一体、何を重要視しているかを確認した上でランキングを見る必要があります。

具体的な評価項目

就職に関連する項目・卒業後の就職率、平均給与の上昇率

それでは一つずつの項目を見ていきたいと思います。まずは、就職に関する項目です。

なんといっても、受験生にとってMBAの最大の目的は昇進と給与の上昇です。

具体的な項目としては、卒業後の給与の上昇率や、卒業後3か月以内の就職率などが挙げられます。

この要素に影響を与える内容としては、どの都市に大学があるか、どの分野に強みがあるか 、そして卒業生のネットワークの強さがあります。

どこに大学があるかは、どの分野に強みがあるかにも関係しますが、就職のしやすさと、どの分野に就職するか、いくらぐらいの給料はもらえるかに大きな影響を与えます。

例えば サンフランシスコのスタンフォード大学ならばテクノロジー系の企業への就職が非常に有力な候補になります。そして現在、テクノロジー系の企業の給料は高騰しているので、卒業者の給与上昇率は大きくになる傾向があります。

一方、一時期非常に給与の高かったウォールストリート、ファイナンス系の職種ですが サブプライムの問題により 給与は最高期に比べると減少傾向にあります(それでも十分高いですが)。

最後の卒業生との ネットワークです。日本も学歴社会と言われていますが、アメリカは日本よりもずっと学歴、人脈社会だと思います。このため、卒業生とのネットワークはとても重要です。

例えば、自分が入社したいと思っている会社の役員が自分の学校の卒業生であった場合、その就職は有利になると言われています。これは日本でも想像しやすい傾向だと思います。

この傾向のために、昔から伝統校といわれているようなハーバード大学やウォートンなどは有名企業の中に強力なネットワークがすでに出来上がっており、比較的新しい学校は不利となります。

顧客満足度1:卒業生による評価

続いて、顧客満足度ともいうべき、卒業生の満足度についてです。

これは卒業生のアンケートなどにより測定されます。MBAを卒業してから、実際にアンケート調査の依頼が来て回答をします。

この回答の集計結果が卒業生の満足度の項目の得点にあります。不思議な事ですが、卒業生は自分の母校のランキングが上がってほしいと思っていることが多いと思いますが 満足度のアンケートについて必ずし 満点をつけるとは限らないようです。

それなりにお金を出して投資したので、しっかり回収できているかという視点で見ることが多いようです。

顧客満足度2:企業の人事担当者による評価

続いて、人事担当者による評価です。こちらはMBA生ではなく、企業からの評価になります。

MBAの卒業生が入社してからどのくらい活躍しているのか、この学校の卒業生には今後どの程度入社してほしいと思うのか、といった事を評価します。

この項目でも、MBAの卒業生が成功することがそのままMBAスクールのランキングの上昇に貢献することになるフィードバックがかかっています。

このように、強いものがより強くなるといったシステムになっているのです。

サービスの質1:教授陣の研究力

続いて教授陣の研究力です。

元々MBAスクールはプロフェッショナルを育てるための学校です。すなわち教育がメインの学校です。しかしながら、同時にマネジメントという学問の研究も行っています。

そしてこの研究の評価が教授陣の研究力という項目になります。具体的には、どれくらいインパクトのある研究を行ったか、つまり論文の発表本数や引用件数です。

特に論文の引用件数については、研究者個人の評価にも大きくつながっており、教授陣がよりより待遇や研究資金を得るためにはこの引用件数の増加が不可欠になります。

実際、より良いマネジメント教育を行っていくためには、最新の研究を行う必要があります。というのも、マネジメントという分野がまだ若い分野であり、かつ様々なことが分かっていないからです。

そして、この項目があることで、マネジメントという分野全体の質の向上が図られています。

サービスの質2:学校の多様性・国際的な活動

そして、学校の多様性や国際的な活動です。

現代において、グローバル化は多くのビジネスにおいてどうしても避けられない現象であり、創造性の向上という意味においても多様性は非常に重要です。

そんな中、教員や学生の女性比率、外国人比率、交換留学制度の充実などがこの項目の肝となります。実際、熊のいた大学ではかなりの教員がアメリカ人以外でしたし、MBA生も留学生比率は40%を超えていたと思います。

ビジネススクールのトップ同士の評価

最後にビジネススクールのトップ同士による評価です。

これはビジネススクールのトップ同士が 互いの学校を評価し合うという制度です。日本でいうならば、社長が選ぶベストの社長となるように思います。

まとめると

MBAのランキングには様々な項目があり、これらの要素に得点をつけ総合点を出すことで ランキングを作成しています。そしてランキングごとに重視している項目が大きく異なります。大きなところで、US News、Financial Timesなど4つほどランキングがありますが、これらについては 次回以降伝えします。

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