熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

*

海外MBAランキング。なぜこれ程重要なのか?

      2016/01/10

MBAランキングという単語を聞いたことがあるでしょうか?

その名の通り、数あるMBAスクールを良い学校がから順番に並べたものになります。

日本には入試難易度に応じて偏差値ランキングなどがあり、受験生にとっては非常に重要な要素です。

しかしながら、海外のMBAについては入学難易度ではありません。学校を総合的に見たランキングとなります。

それではなぜ、海外のMBAにおいてランキングはこれ程、重要視されるのでしょうか? 実は、そこには年収とランキングの関係、そしてMBAスクールが収益を上げるためのシステムに大きく秘密があります。

海外のMBAのランキングシリーズとして、ランキングにまつわる情報をお伝えしています。

今回は、ランキングの重要性についてお伝えしたいと思います。

MBAのランキングとは

早速ですが、US NEWSの2016年版、フルタイムのBusiness School Rankingを25位まで見てみましょう。

#1 Stanford University
Stanford, CA
#2 Harvard University
Boston, MA
#3 University of Pennsylvania (Wharton)
Philadelphia, PA
#4 University of Chicago (Booth)
Chicago, IL
#5 Massachusetts Institute of Technology (Sloan)
Cambridge, MA
#6 Northwestern University (Kellogg)
Evanston, IL
#7 University of California—Berkeley (Haas)
Berkeley, CA
#8 Columbia University
New York, NY
#9 Dartmouth College (Tuck)
Hanover, NH
#10 University of Virginia (Darden)
Charlottesville, VA
#11Tie New York University (Stern)
New York, NY
#11Tie University of Michigan—Ann Arbor (Ross)
Ann Arbor, MI
#13Tie Duke University (Fuqua)
Durham, NC
#13Tie Yale University
New Haven, CT
#15 University of California—Los Angeles (Anderson)
Los Angeles, CA
#16 Cornell University (Johnson)
Ithaca, NY
#17 University of Texas—Austin (McCombs)
Austin, TX
#18 University of North Carolina—Chapel Hill (Kenan-Flagler)
Chapel Hill, NC
#19 Washington University in St. Louis (Olin)
St. Louis, MO
#20 Carnegie Mellon University (Tepper)
Pittsburgh, PA
#21Tie Emory University (Goizueta)
Atlanta, GA
#21Tie Indiana University—Bloomington (Kelley)
Bloomington, IN
#23 University of Washington (Foster)
Seattle, WA
#24 Georgetown University (McDonough)
Washington, DC
#25Tie University of Notre Dame (Mendoza)
Notre Dame, IN

1位がスタンフォード大学で、2位がハーバード大学、というように続いています。全世界にMBAは千以上あるといわれていますが、その中のトップ25がこちらになります。

先ほど、US NEWSと書きましたが、実はランキング自体は他の団体も行っており、それぞれ様々な指針で評価しています。ですので、どこかでMBAランキング15位といっても、それが実際にどのランキングかを確認したほうが良いと思います。

また、分野別のランキングを行っている団体もあります。マーケティングやファイナンスなどで分類しているものや、場所で分類するときもあります。

大学ランキングとMBAのランキングの違い

MBAランキング。

なぜこの単語がそれほどまでに重要なのでしょうか。それは、このランキングが学校の評価と、MBAスクールのビジネスの根幹とも言えるほど、大きな影響を与えるからです。

想像しやすくするために、日本の大学の場合を考えてみましょう。最近は東京大学が世界の大学ランキングで上昇した!下降したなどというニュースになります。

基本的にはこのランキングと同じものです。研究成果や、教授の多様性などを点数化しながら最終的には総合点で競います。当然、大学ランキングで上位になれば入学希望者も増えるでしょうし、知名度も上がるでしょう。受験生にも影響を与えそうです。

ですが、受験生にとって、大学ランキングが上位だから○○大学に行きたいという人は少数派のはずです。

しかしながら、MBAでは、ランキングが上位だからという理由で入学する人はかなりいます。

その違いについて見てみたいと思います。

MBAランキングを取り巻く3グループ

MBAのランキングの目的は何でしょうか?これには主に3つグループが関係します。

まず、MBAのランキングを作る側です。ランキングを行うことで、受験者にMBAスクールの透明性を与える、MBAスクールを切磋琢磨させるといったことがあります。

続いて、MBAのランキングをされる側、すなわちMBAスクールです。彼らにとっては、MBAのランキングが自分の評価と言っても過言ではありません。

そして最後に、MBAを受ける側、すなわちMBA生です。彼らにとっては、MBAランキングのトップグループに入ることが、自分の人生を変えることになります。

これらのMBAのランキングの肝は、就職率と給与の上昇率がはっきりと出ていることです。
一見すると、たかが2つの数字、大したことがないと思うかもしれません。ですが、想像してみてください。

今まで600万円の年収だったけれども、もしStanfordのMBAを取ると平均年収が1500万円になったとしたら。そして、転職しても就職率は90%を超えているとしたら。

ものすごく魅力的になりますよね。

ちなみにですが、上記で1位のスタンフォード大学のMBA卒業生の平均年収は約1500万円程度、30位程度の大学だと1200万円程度のところが多いようです。更に下がって50位程度のところになると、年収1000万円を切るところが出てくるそうです。もちろん、学校や業種、ポジションによって大きく異なります。

日本でも卒業大学によって年収に違いが出る話はありますが、これほどではありません。もし日本でこれだけ大学名で年収が変われば、もっと受験生の目の色が変わることでしょう。そして、MBAでは実際に年収がこれ程違うのです。やはりMBAの受験生も真剣さが大きく異なります。

この年収の上昇率、就職率はMBAのランキングの大きな原動力です。この数字を元に、MBAスクールとMBAを取りまく大きな循環が生まれます。

MBAスクールの年収の上昇率が上がる

MBAスクールのランキングが上がる

より多くの優秀なMBA生が集まる

より効果的にMBA生を教育することができる

より多くのMBA卒業生が活躍する

MBAスクールの年収の上昇率が上がる

以下繰り返し

といった具合です。

このように、MBAスクール業界にとって、ランキングは自分の飯の種であり、欠かすことのできない要素なのです。

もし卒業生で成功者が出れば、学校の知名度が大きく上がりますし、学校に多額の寄付をしてくれるかもしれません。もしくは成功者の会社で多くのMBA卒業生を雇用してくれるかもしれません。また、大企業の場合、学閥はやはり強いと聞きます。もし大企業の重役があるMBAスクール出身で、新入社員が同じスクールならば有利と聞きます。

つまり、ランキングが上がるほど良い学生が集まり成功しやすくなり、学生が成功するほどランキングが上がるのです。

このように、卒業生の経済的、社会的な成功がMBAスクールの成功に大きく直結しており、その重要な指標としてMBAのランキングが存在しています。

理由からMBAランキングの話をよく聞くのだと思います。

まとめると

MBAランキングという単語をなぜよく聞くのか、その重要性はどこから来るのかについて説明しました。

MBA生の成功とMBAスクールの成功が直結しており、MBAランキングと年収の増加を駆動力として大きな循環があることをお伝えしました。

 - MBA受験, 受験校探し , , , ,