熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

*

【TOEFL対策IELTS対策】得点を取りやすいのはどっち?詳細を徹底比較―各セッション編―

      2016/01/10

留学を志したとき、一番に乗り越えなければ語学の壁、すなわち英語です。

日本人が英語圏の大学に行くためには、自分の英語能力を示す必要があり、そのための試験が2つあります。

一つがTOEFL iBT、もうひとつがIELTSです。どういった違いがあり、どちらが点数を取りやすいのでしょうか。できることならば簡単な方で進めたいですよね。

そこで、TOEFLとIELTSの徹底比較を行います。

前回は概要編として、TOEFLとIELTSの受験方法やスコアなどについてお伝えしました。

今回は、各セクションと得点の取りやすさにについてお伝えします。

何点必要?目標得点

まずはゴールの確認です。TOEFLとIELTSでは、いったいどのくらいのスコアが必要なのでしょうか?

IELTSは移住者に用いるモジュールがありますが、今回は留学向けということでアカデミックモジュールを前提に考えたいと思います。そして、各学校の方針やレベルにより求められるスコアは大きく変わる場合もあります。

TOEFLは0~120点満点、IELTSは0~9.0となります。

語学留学

まずは語学留学からです。語学留学には厳しい規定はほぼないと思って良いと思いますが、専門学校などになると必要になる場合があります。

その場合に求められる最低限のスコアは以下の通りです。
IETLS 4.5~5.5
TOEFL 41~61

どうでしょうか?意外とハードルは低いと感じるでしょうか?

大学

続いて大学です。大学は各学校のレベルにより大きく異なります。ニューヨーク大学などはTOEFLで100近くのスコアを求めてきますし、フロリダ大学などは80くらいと言われています。

なお、学校によってTOEFLとIELTSどちらか指定されている場合が多くあります。受験の際はご確認ください。

IETLSとTOEFLだと以下のとおりです。

IETLS 5.5~6.5
TEOFL 80~100

大学院

最後に大学院です。こちらも大学と同様、各学校、そして学部より大きくことなります。例えば医学やMBAなどは求められる点数は比較的高くなります。

IELTS 6.5~7.5
TOEFL 90~105

MBAで求められる得点は?

正確な換算式があるわけではないですが、熊の周りで聞く式は以下の通りです

IETLS TOEFL
7.0=100
7.5=105
8.0=109

つまり、一般にTOEFLでこれだけあればNYU、ハーバード、Columbiaを除けば足切になることがないと言われる105点がIELTSならば7.5点ということになります。

ということで、TOEFL105、IELTS7.5が目標になります。

各セッションの違い リーディング編

内容の違い

それでは各セッションに移りましょう。まずはリーディングです。
TOEFLは3~4パッセージで60分~80分、IELTSは3パッセージで60分です。

そして重要なのは1パッセージの単語数です。TOEFLが約700語前後であるのに対し、IELTSは約900語です。すなわち、IELTSの方が長いのです。

では、問題数はとみてみると、TOEFLが1パッセージに13問前後であるのに対し、IETLSは3パッセージで40問。すなわち、ほぼ同じボリュームです。

サンプル問題はそれぞれこちらになります。
IELTSのリーディングの公式サンプル問題
TOEFLの公式サンプル問題(ソフトのダウンロード&インストールが必要です)

難易度の違い

いきなりIELTSの方が大変なのかと思うかもしれませんが、そうです。リーディングに関しては、TOEFLよりIETLSの方が難しいと思います。

熊は語彙については、それほど大きな違いを感じることはありませんでした。

TOEFLのリーディングで満点近くいつも取れる人でも、IETLSで満点を取るのは難しいと感じると思います。

各セッションの違い リスニング編

内容の違い

続いてリスニングです。

これは試験形式の違いが物を言います。

TOEFLでは会話を数分間全部聞いて、その会話について解答する方式でした。途中メモを取ることも許されていますが、どちらかというとリスニング能力のみではなく、会話を聞き取る力と、有効にメモを取る力や覚える力も必要とされています。

一方、IELTSは解答形式が大きく異なります。

熊個人は、非常に易しい方式だと思います。というのも、会話文が流れる前に問題を確認することができます。すなわち、何を聞けばいいか会話文を聞く前に知ることができるのです。これにより、非常にストレスが小さくなります。

他に解答する時間も与えられるので、TOEFLよりは余裕をもって対応することができると思います。

IELTSのリスニングの公式サンプル問題

TOEFLの公式サンプル問題(ソフトのダウンロード&インストールが必要です)

難易度の違い

難易度はTOEFLより若干簡単だなと思います。

やはり形式の違いは非常に大きいです。熊個人の考えですが、一般的な日本人は大量の英語を日常的に聞く機会が少なく、その処理をする訓練も十分にできているとは思っていません。一方、インド人などはテレビなどが英語だったりするので、少なくとも大量に聞いて理解するのは得意です。

ただし気になるのはイギリス英語です。

TOEFL対策をしていると、色々な訛りがでてきますが、やはりアメリカ英語が中心です。一方、IETLSはやはりイギリス英語が中心です。

この発音の違いに早めに慣れる必要があります。とはいえ、多くの方にとってそれほど大きなハードルとは思いません。

こう考えると、日本人にとってTOEFLよりもより点数を取りやすい分野ではないでしょうか。

各セッションの違い スピーキング編

内容の違い

続いてスピーキング編です。

これが最大の違いだと思います。

TOEFLはスピーキングではコンピューターに向かって解答し、録音します。この録音データを試験官が聞いて採点を行います。そして、厳密な時間制限があるのです。

一方、IELTSは面接です。直に採点官に向かって解答をします。こちらは厳密な時間制限がありません。

どちらが精神的に楽か想像つきますよね。多くの方にとっては、まとめないといけないと焦るTOEFLよりも、人に向かって話すIETLSの方がリラックスし、自信を持って話せると思います。

IELTSのスピーキングの公式サンプル問題

TOEFLの公式サンプル問題(ソフトのダウンロード&インストールが必要です)

難易度の違い

難易度を考えるとやはりIELTSの方が易しいと思います。それはリスニング同様、ある程度の決まった時間で英語をまとめるには、かなりの繰り返しが必要だと思うからです。

ネイティブのように日々英語に触れ、話す国の人にはそれほど大きなハードルではないと思いますが、多くの日本人にとって厳密な時間内でコンピューターに向かって話すのはそれなりに特別な訓練が必要だと思います。

各セッションの違い ライティング編

内容の違い

最後にライティング編です。

TOEFLでは2問、IELTSでも2もんです。

TOEFLではIndependent Writing とIntegrated Writingで、それぞれ自分の意見を述べるエッセイと、与えられた文章に対して論理的に反論/賛成するエッセイの2題です。

IELTSではTask1、Task2と呼ばれ、1で図やグラフの説明、2でトピックについて意見を述べるといったものです。

また、TOEFLではタイピングですが、IELTSでは手書きとなります。どちらもスペルミスが怖いですが、熊はIELTSの方が手が疲れると思います。

IELTSのライティングの公式サンプル問題

TOEFLの公式サンプル問題(ソフトのダウンロード&インストールが必要です)

難易度の違い

難易度については、個人差が出るかもしれません。
どちらもテンプレは通用します。しかしそれ以上を求めると、ネイティブに添削してもらうなどして簡潔でアカデミックな表現をしつつ、論理的に説明する能力が必要となります。

熊個人の意見では若干、IELTSの方が辛めな気がしますが、友人によるとほぼ一緒という人もいます。

番外・スコア編

番外で、スコアの付け方についてお伝えします。

TOEFLはそれぞれのセッションが30点で合計120点満点となります。

一方、IETLSは0~9.0の間のスコアが0.5点単位で示されます。

つまり、平均が取られるのです。平均が取られるとどうなるかというと、平均7.25なんて得点が出るとどうなるのでしょうか。

実は切り上げられる!のです。

7.25点も7.5点も同じ7.5点になるのです。

これはお得ではないでしょうか。

総合的に見ると

TOEFL105がIELTS7.5に相当すると考えると、熊個人はIELTSの方が簡単だと思います。というのも、IELTSの方が日本人に合っているからです。

多くの日本人のスコアとヨーロッパ系のスコアを見ると、その分布の違いに気が付きます。ヨーロッパ系の方は、文法やリーディングなどは不得手なことが多いですが、スピーキングとリスニングが得意なことが多いです。

一方、日本人は正確な文法が必要なリーディングやライティングが比較的得意です。

これまでをまとめると、ライティングとリーディングはTOEFLの方が易しめ、スピーキングとリスニングはIELTSの方が易しめです。

合計得点を挙げるための最も効果的な方法は、得意を伸ばすのではなく、苦手をあげることです。

つまり、IETLSの方が日本人が苦手としやすいスピーキングとリスニングに易しい=得点を取りやすいのです。

日本人にとっては、IELTSの方が高得点を取りやすく、ヨーロッパ系の人にとっては、TOEFLの方が高得点を取りやすいのだと思います。

まとめると

TOEFLとIETLSについて、各セッションの違いと難易度を見ながらまとめました。

日本人にとってはIETLSの方が高得点が取りやすい試験だと思います。

 - IELTS, MBA受験, TOEFL , , , ,