熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【TOEFL対策IELTS対策】得点を取りやすいのはどっち?詳細を徹底比較–概要編―

      2016/01/08

留学を志したとき、一番に乗り越えなければ語学の壁、すなわち英語です。

日本人が英語圏の大学に行くためには、自分の英語能力を示す必要があり、そのための試験が2つあります。

一つがTOEFL iBT、もうひとつがIELTSです。

単純にTOEFLがアメリカが発祥、IELTSがイギリスが発祥という違いです。

ですがどちらも英語の試験ならば、当然得点の取りやすいほうの試験を受けたいですよね。

そこで、TOEFLとIELTSの徹底比較を行います。

今回は概要編として、主にTOEFLとIELTSの受験方法やスコアなどについてお伝えします。

次回に、各セクションと得点の取りやすさにについてお伝えします。

IELTSとは

IELTSはInternational English Language Testing Systemの略で、アイエルツと呼びます。

英語の能力を測る試験の1つで、ケンブリッジ大学ESOL試験機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education社によって共同運営されています。IELTSと一口に言っても、実はアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2つがあります。MBAも含めて大学受験に必要なのは、アカデミック・モジュールになります。ジェネラル・トレーニング・モジュールは移民の時の英語能力評価などに用いられる試験です。

一方、TOELFは大学入試全般のために作成されている試験です。

TOEFL → 大学入試のみ
IELTS → 大学入試用と一般(移民など)用がある

試験概要の違い

IELTSの試験はイギリスのブリティッシュ・カウンシルが運営しています。小学校や中学校の時に受けた人も多い英検があると思いますが、日本ではこの英検を運営している日本英語検定協会が2010年からIELTSの共同運営を行っています。

一方、TOEFLはETSが運営しており、日本ではPrometricが運営を行っています。

申し込み関係。受験資格、料金、申し込み方法

IELTSは16歳以上ならば受験可能ですが、TOEFLに年齢制限はありません。TOEFLの方が幅が広いようです。飛び級などにより、16歳以下で受ける可能性を考えているのでしょうか?

スコアの有効期限はIELTS、TOEFLともに2年間となります。どちらが長く持つということはありません。

IELTSの日本での受験料は2万5,380円です。支払い方法はクレジットカード・コンビニ収納代行・郵便局のATMから選択することができます。

TOEFLはUS$230のドル建てなので、為替の変動により価格が変動します。支払いはクレジットカードとなります。

そして、これが非常に重要です。

試験時に身分確認書類が必要ですが、パスポートが便利です。TOEFLはパスポートも含めて、様々な身分証明証の組み合わせを認めていますが、IELTSはパスポートのみです。

パスポート以外の身分証明証で受けようとしても受験できないので注意してください。

スコアと求められる値

スコアはIELTSもTOEFLも4つの能力別に出て、それとは別に総合点がでます。

どちらも基本的には4要素、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングについて測定されます。

しかしながら、いくつかの点で異なります。

まず、スピーキングはIELTSでは人を相手に話します。いわゆる面談に近い形式です。一方、TOEFLではコンピュータに録音する形で試験が進みます。

また、測定のレンジと総合点の出し方が異なります。

IELTSでは、それぞれの能力に対して、以下の0~9の0.5刻みのバンドスコアで出されます。


BAND レベル 英語能力
9.0 Expert user
エキスパート・ユーザー 十分に英語を駆使する能力を有している。適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。
8.0 Very good user
非常に優秀なユーザー 時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。慣れない 状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論に、うまく対応できる。
7.0 Good user
優秀なユーザー 時折、不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を 有している。複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。
6.0 Competent user
有能なユーザー 不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。 特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。
5.0 Modest user
中程度のユーザー 部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。ただし、 多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。
4.0 Limited user
限定的ユーザー 慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。
3.0 Extremely Limited user
非常に限定的なユーザー 非常に慣れた状況において、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションが頻繁に途絶える。
2.0 Intermittent user
一時的なユーザー 確実なコミュニケーションを行うことは不可能。慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を 単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。
1.0 Non user
非ユーザー いくつかの単語を羅列して用いることしかできず、基本的に英語を使用する能力を有していない。
0 非受験者 評価可能な情報なし

また、総合点の出し方もことなります。IELTSでは4要素の平均点に最も近いバンドスコアになります。例えば、平均点が7.125ならばオーバーオールのバンドスコアは7.0になります。そして、仮に平均点が7.25の場合は切り上げられて、7.5になります。

これは受験者にとっては心強いシステムです。

一方、TOEFL iBTでは、それぞれの能力に対して、30点満点で得点が与えられます。総合得点も4要素の合計点数となります。

必要なスコア

IELTSでは、イギリス英語圏、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの大学に行くには、5.5~7.0程度が必要と言われています。

MBAならば7.5欲しいといわれることがよくあります。

一方、TOEFLではアメリカの大学に行くには、iBTで80~100程度は必要と言われており、MBAでは103や105欲しいといわれることがよくあります。

なお、ネットではTOEFL iBTの105程度と言われることが多いようですが、これについては色々と議論が交わされるところです。

受験回数

IELTS、TOEFLともに受験回数に制限はありません。以前はIELTSが2か月に一度というかなり厳しい制限がかかっており、受験回数以前に受験そのものが大変だったという欠点がありました。今は、IELTSについては2週間に一度という制限がかかっています。

一方、TOEFLは12日に1回の制限がかかっています。

試験会場

IELTSの試験会場は2014年から15都市で行われています。

東京、札幌、仙台、埼玉、横浜、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、松本、高知です。

試験会場の詳しい場所は、受験票に書いているので届くまでわかりません。また、近年はIELTSの受験者数が増加しているので、もしかしたら将来試験会場は更に増加する可能性があります。

一方、TOEFLはすべての都道府県で行われています。北海道や福岡、宮城などの中核となる都市を持つ県では、県内でも複数の個所の受けることができます。東京に至っては20か所近くの場所から選ぶことができます。

回答形式

IELTSは問題用紙への書き込みも許可されており、より中学校や高校での試験と似た形式となります。この時は鉛筆のみで記入が可能です。TOEFL同様荷物チェックがあり、持ち込むことができるものが限られています。このときシャープペンをを持ち込むことはできません。

一方、TOEFLは現在iBTが最も一般的と思われます。TOEFL iBTの場合はコンピュータにマウスとキーボードで回答を行っていきます。この間、メモを取ることは可能です。

イギリス英語とアメリカ英語

IELTSは国際的な英語ということで、イギリス英語もアメリカ英語も試験には出てきます。ですが、受験者の話を聞く限り、TOEFLに比べてイギリス英語の割合が多く、慣れていないとわかりにくい単語もあるということです。

まとめると

IELTSとTOEFL iBTについて、概要の違いをお伝えしました。

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