熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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違いを徹底比較。国内と海外MBA。言語・授業内容・入学試験編

      2016/01/05

経営を学ぼう!と思うと、一番に思いつくのはMBAの取得だと思います。

MBA取得を目指し経営を学ぶことで、経営層の考えが分かる、一歩近づく、そして大きく将来が開く可能性が高くなるといった効果が期待できると思います。

そんなMBAですが、国内でMBAを取得するか海外でMBAを取得するかは大きな決断だと思います。

MBA留学シリーズとして、GMATなどの試験対策からどのようにして予備校を選ぶかなどについてお伝えしています。

ここでは国内MBA、海外MBAの違いについて徹底比較を行い、あなたにどちらがピッタリか判断するお手伝いができればと思います。

前回は仕事と費用の関係についてお伝えしました。

今回は、言語・授業内容、そして入学試験編についてお伝えいたします。

海外ならではの言語と多様性

海外と言えばやはり英語がメイン

海外に留学するならば、避けては通れないのが言語の壁です。主に英語となります。

現代のビジネスにおいて、英語は避けることのできない必要不可欠なものです。将来必ず国際的なビジネスに身を置きたいと思っているのであれば、英語を身に着ける最高の機会となると思います。

それに加えて、他文化の理解と経験は海外留学ならではだと思います。行った国の風習や文化に触れる、そして全く他の考え方で進めるクラスメートとどうやって仕事を進めるかというのは、今後のビジネスに役立つ大きな経験となると思います。

もちろん国内のビジネススクールでも英語で授業を行っているところはあります。しかしながら、クラスメートの多くは日本人でネイティブのスピードでどんどん議論が進むことは極めて少ないと思います。

また、他文化という点においても、留学に比べると若干落ちてしまうかと思います。

しかしながら、授業の理解度という点では非常に有利だと思います。どうしても留学の場合、英語ですべてをやり取りするため、日本語ほど深く理解をすることは容易ではないと思います。国内のビジネススクールならば、英語で授業をしていても、多くの日本語の参考文献にすぐに当たれますし、教授陣に深い議論をすることができます。

それでは、留学の場合の各地域の特徴を見てみましょう。

北米の場合

ほぼすべてを英語でやりとりすることになります。

ほぼ、と書いたのは、授業や日常生活は英語ですが、一部の地域では英語以外も使うことができるからです。

例えば南カリフォルニアの方では、メキシコ系が多いためスペイン語の話者がたくさんいます。カナダのケベック州ではフランス語が公用語となっているため、フランス語を学ぶこともできます。このように、もし他の言語もやろうと思えば、地域よって可能なところもあるという感じだと思います。

文化についてはどうでしょうか。

西海岸と東海岸の違いはあります。都市と田舎での文化もかなり違うと聞きます。もちろん学校によって、分野か留学生の割合も大きく異なります。それでも北米のビジネススクールではアメリカ人/カナダ人が多く、多文化といいながらも支配的なのはアメリカ文化となります。

ヨーロッパの場合

これがヨーロッパになると、北米より文化や言語に幅がでてきます。

真のグローバルとは、分散型の言語、文化に対応することである、という考えの方には、ヨーロッパの方が合っているかもしれません。授業は基本的に英語ですが、フランスの学校の場合、町に出るとフランス語がメインです。スペインならばスペイン語がメインです。

クラスメートも自国の生徒が必ず一番多いということはなく、学校によってはきれいに国籍が分散するように設計しているところもあります。ヨーロッパは元々多国籍なので、多くの文化とどのように付き合っていくかを学ぶ良い機会だと思います。

英語ネイティブの学生もいますが、決して多数派ではなく、ノンネイティブ同士の活発なやりとりが期待できると思います。

また、ヨーロッパのビジネススクールの方が全体的に経験豊かで年齢が高めの傾向があります。

アジアの場合

アジアの場合も、ヨーロッパ同様に、ネイティブだらけの授業とはなりにくいと聞いています。やはり、基本的に授業は英語ですが、町へ出るとその土地の言語を話す必要があります。

香港ならば、広東語でしょうし、シンガポールならば英語(シンガポール英語)になると思います。

クラスメートの国籍は、やはりアジア系が多い場合が多いと聞いています。文化もその土地の文化を反映する場合が多いですが、それは北米でアメリカ/カナダの文化が支配的になるのと近いと思います。

授業内容

言語や文化の違いは理解いただけたのではないかと思います。

ですが、本当に重要なものは、何を学ぶことができるのか、すなわち授業内容となると思います。

こちらに国内と海外のビジネススクールの授業の違いをまとめていますので、ご参考ください。

必須授業は海外も国内もそれほど変わらない

授業のタイトルを見る限りでは、必須の授業に関しては国内と海外でほぼ変わらないと思って良いと思います。

競争戦略、会計、財務、組織論、統計学、リーダーシップ、マーケティング、オペレーションあたりが、どの学校も必須の授業に組み込まれています。

選択授業は結構違う。それは海外も国内というより学校の違い

ですが、選択の授業では異なるものもあります。ですが、この選択の授業の違いは、国内と海外の違いというよりは学校の違いとなると思います。

テクノロジーやイノベーションが強く、そこを押している学校では、当然それに関連した授業が多数あります。金融や会計に強い学校は、やはりそのあたりの授業を押しています。

学校によってはビジネススクールがMBAの他の修士課程、例えばMaster of Finance やMaster of Supply Chainなどのプログラムを持っている場合があります。この場合は、やはりこれらのプログラムに関連した授業を取ることができます。したがって、もし自分がこれを集中的に学びたい!というのがあれば、こういったプログラムを持っているビジネススクールを探してみるのも1つだと思います。

また、大学によっては他のスクール(学部・大学院)の授業取ることができるところもあります。もし、ファイナンスが専門で、更に高度なことを学びたければ、ファイナンスの強い経済学部を持っている大学に行くという選択肢もあります。

クラスメートと教授陣

国内と海外で、ほかに異なるとすれば、教授陣とクラスメートだと思います。

例えばノーベル経済学賞を受賞している教授の授業を受けようと思うと、アメリカに行くことが最も確実な選択肢となります。

やはり海外で経営学はどんどん発達している傾向がありますので、そちらの教授の下で学びたい!という方は海外留学という選択肢になるかと思います。

また、海外はクラスメートが日本人以外の割合が国内に比べれば高くなります。したがって、それだけ異なる考えの意見を聞くことができます。

授業の内容は同じでも、クラスメートが異なれば議論や理解も異なると思います。

やっぱり気になる入学試験

留学となると英語と入学試験がなぁ、と気になります。現在の仕事の量を考えると、ちょっと勉強する時間を確保するのは難しい方や、家族が増えて、そちらに時間を割かなければならない方もいると思います。

そこで、国内と海外の入学試験についてまとめました

海外はどの地域でもトップ校ならばGMATが必要

GMATが必要です!

一番初めに断言をします。やはりビジネススクールでいわゆるトップ校に行こうと思うと、GMATで高スコアを取る必要があります。

GMATって何?という方、GMATについてはこちらの記事をご参照ください。

GMATは海外MBAを取る方の多くが受ける試験で、高得点が求められるのですが癖があってなかなか高得点を取ることが難しい試験です。多くの受験生が苦労をしています。

そして、当然TOEFLも高得点を取る必要があります。

TOEFLに関する記事はこちらをご参照ください。

したがって多くの海外MBAのトップ校を目指す方は最低でも1年、長い方では数年単位で勉強漬けの日々を過ごします。

海外はトップ校以外ならばGMATがいらない場合も

一方、トップ校でないならばGMATが必要ない場合もあります。

北米の学校はトップ校でなくてもGMATのスコアを求められる場合が多いのですが、ヨーロッパやアジアのビジネススクールならばGMATを求められない場合があります。

これは、ヨーロッパやアジアのビジネススクールがより実務経験などを重視するためだと言われています。よりよいエッセイ、レジュメが合格への近道となります。

国内は独自の試験

それでは国内のビジネススクールはどうでしょうか?

もちろん学校によって異なります。英語の能力を求めるところもありますが、多くは独自の試験を行っています。

以下にいくつかの学校の入試制度を見てみましょう

  • 慶応大学ビジネススクール 書類審査、筆記試験(小論文)、面接
  • 早稲田大学ビジネススクール 書類審査、筆記試験(小論文)、面接
  • グロービス経営大学院 書類審査、論理思考力に関するテスト、面接

このように、多くの国内のビジネススクールはGMATやTOEFLのスコアを求めていません。もちろん独自の試験があるので、容易なことは決してありませんが、数年間の勉強を要することはないと思います。

まとめると

国内MBA、海外MBAの違いについて徹底比較を行っています。今回は言語・授業内容、そして入学試験についてお伝えしました。

  • 言語については、北米は英語中心、ヨーロッパ、アジアは英語メイン+現地語
  • 授業内容については、必須は国内/海外でほぼ同じ、特徴が出るのは選択授業
  • 選択授業の違いは、国内/海外というよりは学校の違い
  • 入学試験についえは、トップ校はどこであってもGMAT、TOEFLが必要
  • トップ校でなければ、ヨーロッパ、アジアにGMAT不要の学校がある
  • 国内は独自試験が多い。GMATに比べれば投資する時間は必要ない

MBAの学校選択のお役に立てば、幸いです。

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