熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

*

【体験記】成績に響く?ディスカッションとパーティシペーションの重要性

      2016/01/05

MBAの授業が始まると、結構聞くことになる単語に「Class Participation」(パーティシペーション)があります。

日本語に直すと、授業への参加、貢献といった意味になります。日本の学校ではあまりメジャーではありませんが、MBAの授業ではディスカッションが行われます。教授がトピックについて、小さな質問や誘導を繰り返しながら、授業内で討議をして内容の理解を深めようとするものです。

MBAの授業では、特に社会人の経験などを共有することにとても意味があるので、ディスカッションは特に重視されています。この議論への参加具合をパーティシペーションと呼び、成績の一要素とされます。

今回はこのディスカッションとパーティシペーションについてお伝えしたいと思います。

パーティシペーションとは?

パーティシペーションは、その名の通り授業への参加となります。

具体的には授業中での発言となります。

MBAの授業は、一般的に授業といてイメージする教授が一方的に話し続ける講義形式のものもありますが、かなりの授業でディスカッションが入ってきます。

ディスカッションと言っても、二手に分かれて激しく論理をぶつけ合うわけではなく、あるトピックについて経験を共有したり、ある理論についての考えを発展させたりする場合に生徒の考えを聞くために行われます。

もちろん一部の授業では、正面から理屈と数字を用いながら戦う必要があるものもありますが、ディスカッションと言っても言いたいことをしっかりと言えれば問題ないことが多いです。

成績を気にする層としない層に別れる

MBAの授業では成績を気にする生徒と気にしない生徒に二分されます。

熊が聞いた話では、例えば医者になるためのプログラムや弁護士になるためのプログラムでは成績が重視されるため、皆必死で勉強するそうです。そして、成績はほかの生徒との比較でつけられるものもあるため、生徒間の競争も激しくなりがちです。

しかしながら、MBAでは学校によりかなり異なります。

まず、ある学校は会社に求められた場合、成績を開示することを原則としていますが、ある学校は会社に求められた場合でも、成績を開示しない方針をとっているところがあります。

加えて、多くの会社がMBAの成績を重視しません。

しかしながら、一部の投資銀行やコンサルティング業界は成績を非常に重視します。ですので、このような業界に行く可能性がある学生は非常に成績にシビアになります。

加えて、学校や外部団体から奨学金をもらっている学生もいます。これらの学生も、奨学金をもらい続けるためにはそれなりの成績を残す必要があるので、成績についてシビアになります。

また、社費であっても成績を会社に送る必要があり、それなりの成績を求められている場合は、やはり成績にシビアになります。

しかしながら、これらの制約がない学生は、比較的成績についてはゆったりと構えている場合が多いです。

そして、ディスカッションやパーティシペーションは、成績にかかわってくるので、自然と成績にシビアな層は発言が多くなります。

パーティシペーションの仕組み

なぜこれだけパーティシペーションが重視されるかというと、それだけ授業の発言を活発にしたい、生徒間の情報や経験の共有を重視しているということです。

リーダーシップなどの、経験の共有が大きな役割を果たす授業ではこのパーティシペーションの割合が半分近くになることもあります。これはほかのペーパーテストでAを取っていても、パーティシペーションがなければBまで下がってしまうということです。かなり怖いことですよね。

そのため、成績を気にする学生は、パーティシペーションが高いクラスでは非常に積極的に発言を行います。

ではその重要なパーティシペーションですが、どのようには授業中の発言は評価されるのでしょうか?

一つは発言の量となります。授業中の要所要所で教授はクラス全体に質問や意見を投げかけます。これに対して手を上げるなりして反応し発言した生徒が、授業に参加したとしてポイントをもらえます。

ですが当然、全部の発言を教授は覚えていられません。そこで、TAが授業を聞いてすべての発言者をチェックしたり、教授が記憶に残る発言をした生徒がパーティシペーションしたとみなされる場合もあります。これは、教授の記憶に残るような質の良い発言をしたということです。

教授により様々な方法がありますが、どの教授も質と量を確保しようと様々な方法を考えています。

ある授業では、パーティシペーションの割合を上げすぎたために、生徒が発言の量に走るようになり、その結果授業が時間通りに終わらないということが度々起きました。このように、教授も試行錯誤しながら、様々な方法を試しています。

また、よく聞くのがCold Callと呼ばれる、授業中にいきなり名指しされるものです。

もちろんあります。

熊も何度かされたことがありますが、熊の学校では決して多くはなかったです。

徐々にどんなキャラクターかわかってくる

このパーティシペーションですが、時間がたってくると非常に面白いことが分かります。それが生徒のキャラクターです。

ある生徒は、必ずクラスに爆笑を起こるような発言をしていたり、ある生徒は普段はぼんやりしているように見えるのに、時折教授もびっくりするような鋭い質問をしたります。

逆に、最初は頑張って発言しているな、と思っていた生徒も、実は発言回数を稼ぎたいだけの発言を繰り返していたりと、さまざまなキャラクターが見えてきます。

留学生はどうしても言語の壁があるためパーティシペーションは不利になりがちです。思っていることを素早く言えない、あるいは本当にネイティブ同士のディスカッションになると置いていかれがちになるなど、乗り越えるべきハードルは高いです。

ですが、様々な経験を繰り返すことで徐々に慣れてきます。最初は小さなグループから発言を初めて、徐々に自信をつけてもいいですし、授業の前に質問を決めてしまっていてもいいと思います。

こうした努力を積み重ねることで授業に参加、貢献することができるようになってきます。

まとめると

MBAの授業で必須のパーティシペーションについてまとめました。

  • パーティシペーションは成績に大きな影響を与える
  • 成績を気にする学生と気にしない学生がいる
  • 授業中に質と量を伴った発言をすることが大切
  • 発言からクラスメートのキャラクターがわかる
  • 留学生は小さなところから始めよう

 - MBA授業, 日常 , , , , , , , , ,