熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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留学のメリット・デメリット-メリット編ー

      2016/01/05

留学、それはとても大きなチャレンジです。

時間も費用もかかります。語学の準備もしなければなりませんし、周りの人を説得する必要もあります。自分のキャリアについて、真剣に考える必要もあると思います。

そして何よりも、これらをすべて自分でこなすという強い意志が必要です。

それではこの留学で得られるメリットとは何でしょうか?逆に失ってしまうものとは何でしょうか?

今回の記事では、MBAには限らず留学のメリットとデメリットのメリット編についてお伝えします。

留学で得られるメリット!

熊が思う留学で得られるメリットには大きく分けると3つがあると思います。個人の能力、人脈・土地勘、そしてキャリアです。

個人の能力

  • 目的の学問での専門性
  • 実はこれが一番の目的?語学力
  • 文化とコミュニケーション

人脈・土地勘

  • Face BookにLinked in、人脈はとても重要
  • その地で活動するならば、土地勘は大きな財産

キャリア

  • 行動力とチャレンジ精神は折り紙付き
  • やっぱり箔が付く?

目的の学問での専門性

まずは当たり前ですが、留学の目的の学問です。MBAならばビジネス・マネジメントのスキル、語学留学なら学問、原子力工学ならばそれに関する知識とスキルです。

学問によっては、日本よりも留学先の方がずっと進んでいる分野もあります。こういった分野で留学をした場合は、日本に帰ってからも将来の可能性がずっと広がると思います。

例えばある分野の研究で留学した場合、もしその分野がiPS細胞のように世界的な分野ならばこの留学で得られるものは計り知れないでしょう。他に、人や教授を訪ねて研究で留学をするという話はあると思います。さまざまな分野を引っ張っている教授などの下で学ぶことは、自分がそれに関するスキルを学ぶだけでなく、人脈や発想法など目に見えにくい資産を分けてもらうことになります。これは留学でなくてはなかなか難しいことだと思います。

あるいは、MBAで留学するならば、MBAの本場はアメリカ・欧州です。もちろん、近年は香港やシンガポールも強力な学校になりつつあります。しかしながら、日本でMBAを発行できる学校は限られていますし、MBAを取りましたと言って一般に想像されるのはアメリカ、欧州になります。この場合もやはり留学は、本場に行った、そしてそこで学んできたということは大きなメリットになると思います。当然、本場の方がビジネススクールとしての経験や仕組みづくり、コミュニティづくりなどがしっかりされています。

語学学校はどうでしょうか? これも日本で英語を学ぶ場合とやはり異なると思います。自分の気の持ちようの部分も多くありますが、英語を学ぶ際に毎日すべてを英語に切り替えることは、性格から変わってしまうような大きな変化です。語学であっても、留学は与える影響の大きさは計り知れないと思います。

実はこれが一番の目的?語学力

なんといっても、目的の学問と同程度、もしくはそれ以上に期待されているのは語学力ではないでしょうか。アメリカ/イギリスならば英語、ヨーロッパ、アジアならばその土地の言語+英語といったところが多いと思います。

もしMBAならば、英語でネイティブとディスカッションし、交渉することができるレベルが求められます。Ph.Dならば、ディスカッションはもちろんですが、加えて英語で論文をプロフェッショナルとして書くことが求められます。これは、目的の学問の能力とは別に英語の能力を磨く必要があります。

これは裏を返せば、それだけ語学力を極めることは難しいということです。もしある程度のレベルまで磨くことができたならば、これは大きな財産であり、ほかの人がそう簡単に真似することのできない強力な武器になると思います。

また、英語のほかにもう一言語、あるいは二言語使いこなせるようになると非常に強力です。当たり前ですが、日本語以外に二言語話せる人というのはそうそういるものではありません。

例えば、タイ語と英語と日本語が話せるとしたらどうでしょうか?タイは日本の多くの製造業が進出している国です。加えて、英語はビジネスでは必須の言語です。もし3か国語話せて、東南アジアに進出している企業の業界経験があるのならば、東南アジアの日本企業のリーダ候補になれるのではないでしょうか? これは留学の非常に大きなメリットだと思います。このように、グローバル化が進む世の中で、いまだに多言語しゃべる人材というのは貴重だと思います。

加えて、熊の個人的な意見ですが、言語は文化です。言語を変えることで、その人の価値観や考え方に大きな影響を与えます。言語を学ぶということは、同時に文化や価値観を学んでいることになります。これは後述しますが、コミュニケーション能力に大きく関わってくると思います。

文化とコミュニケーション

熊個人は言語は文化だと思っています。いくら教科書的な言語が理解できても、その背後にある文化的な背景や共通の知識、あるいは宗教を理解していないとコミュニケーションはスムーズにはいきません。

一番わかりやすい例が、英語のジョークやたとえ話だと思います。あるいは最近は減りつつあるそうですが、商品のキャッチコピーでもまれに見ることができます。

熊が経験した話では、授業中にあったたとえ話がありました。

君がもしマネージャーで、午後5時1分に他部門から電話があったらどうする?と聞かれるのです。日本人の熊は、当然電話に出ますと答えるのですが、周りは不思議そうな顔をします。教授もしつこく、なぜ電話にでるのかと聞きます。

どうしたのかと後で聞くと、午後5時過ぎたら仕事は終わりだから電話に出ないのが普通だそうです。教授は「電話に出ない」と答えることを前提に話を進めていたので、熊のせいで話が進まなくなってしまったのです。

こうした言語だけでない文化の違いを実際に経験することで、何なら違う文化の人に伝わるか、何なら伝わらないか、どうすれば伝わるかということを学びます。

他に、マイノリティの経験をすることは非常に貴重だと思います。留学をすると、当然日本人はその国ではマイノリティになるわけです。日本は比較的均質なことを尊ぶ文化なので、何らかの点で異なる人がいると排除する方向に動くことが多いと思います。つまり、マイノリティには比較的厳しい国だと思います。

しかしながら、今度は自分がマイノリティの側になるとその大変さがよくわかります。挨拶一つにしても、自分が間違っているのではないかという恐怖心や、ディスカッションで話が通じない時の孤独感は大きなものがあります。

このマイノリティの経験は、自分の行動を外から見るには非常に良い経験だと思います。今後どのように自分がふるまうべきかを学ぶ貴重な機会です。

これは、今後必要性が高まるといわれている多様性にもつながります。多文化の人々をどのようにまとめているか、あるいは率いていくかというのは、ビジネスだけでなく研究の分野でも必須のスキルとなると思います。

人脈・土地勘

Face BookにLinked in、人脈はとても重要

続いて得られるメリットに人脈や土地勘があります。例えばアメリカでは人脈はネットワーキングと言われ、就職活動などでは必須とも思われる重要なスキルです。

世の中でFace BookやLinked inといったネットワーキングのサービスがこれだけ重宝されているのも、人脈というものの価値を物語っていると思います。留学によって、この人脈を得ることはその国で仕事を得る、就職活動をする、ビジネスを始める、研究を行うといった活動に必須のものだと思います。

先ほど記述しましたが、同業の仲間ができるというのも非常に大きなメリットです。研究室ならば、その分野の先駆者の教授やそのネットワークの人々、そして将来を有望される同僚たちなどは、将来にわたる財産になることは間違いありません。

その地で活動するならば、土地勘は大きな財産

土地勘も大きなメリットだと思います。旅をするときに現地ガイドがいるかいないかでその楽しみ方がグッと変わる経験をされたことがあるかたもいるかもしれません。なぜ現地ガイドが、それだけの価値を提供できるかというと、当然その土地勘があるからです。どのイベントがどの時期にあって、どれぐらい混んでいて、どのような楽しみ方ができて、行くのにどれくらい時間があって、どのくらい費用がかかる、というような情報を持って、実際に活用できるからです。

もしその留学先で、ビジネスとする、あるいは研究をする場合には、この土地勘は重要です。どこが大きな顧客でどのようにつながっていてといった、土地の人が知っている情報を留学で知ることができます。

キャリア

行動力とチャレンジ精神は折り紙付き

なんといってもその行動力とチャレンジ精神は大きな成果として、キャリアを支えるものになると思います。

もしあなたが、留学中にその分野で誇れる成果を残せたならば、なおさらキャリアの強力な武器となるでしょう。熊の個人的な意見ですが、やはり言語が第二言語ということは、最低でも最初の数年、少なくとも5年くらいは、語学力が足をそれなりに引っ張るはずです。その中でその分野で誇れる成果を残せたならばそれは誇って良いことだと思います。

誰も知らない国で、言語の不自由な中、一からその成果を作り出したのです。自立すること、積極的に活動することの重要性を学んでいると思います。これはビジネスでも求められている能力だと思います。

また、もし誇れる成果を残していなくても、無事自分の責務を果たせたならば、上記のようなコミュニケーション、言語といった能力の面でもそれはキャリア上の大きなメリットだと思います。

やっぱり箔が付く?

最後は、浅はかですが、留学は今でも箔がつくと思います。箔がつくなんて、と斜にかまえていた時期が熊にはあったのですが、今では使えるものは使っておいたほうが良いと思っています。

熊はどこの世界でも、ある程度の成果や能力、経験がある(=留学の箔がある)人は、次のステップに進むときにチャンスをより多くもらえる傾向があると思います。せっかくのチャンスなのですから、しっかりと生かすべきです。むしろ、自分がチャンスをもらえた時にしっかりと責務をこなせるように実力をつけておかねばと思います。

まとめると

留学のメリット、デメリットについてまとめました。今回はメリット編として以下のメリットについて説明しました。

  • 個人の能力ー目的の学問での専門性、語学力、文化とコミュニケーション
  • 人脈・土地勘
  • キャリアー行動力とチャレンジ精神、箔

留学検討のお役に立てば幸いです。

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