熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【GMAT対策】AWA&IR編 AWAはCRとTOEFLの組合わせ

      2016/01/05

GMATの試験というと、MBA受験の最大の難関の一つです。そしてGMATというと、多くの日本人にとってVerbalが最も大きな壁となります。そしてMathで50点以上を取ることが700点を超えるための大きな一歩です。では、AWA(Analytical Writing Assessment)IR(Integrated Reasoning)についてはどうでしょうか? VerbalやMathほど大変ではないというのが大方の意見かと思います。となれば、効率的に対策をとって、その分ほかの準備に時間を割くようにしましょう。

前回までの記事で、GMATの概要、Verbal概論と各セッション対策、Math対策についてお伝えしてきました。今回は、AWAとIRについてです。

AWAは足切?その概要と目標得点

AWAはAnalytical Writing Assessment(分析的論述評価)の略で、与えられた問題分を分析しその論理を補強する文章を書きます。得点は0~6点の間で、0.5点刻みです。

2012年の6月にGMATの試験問題の改定があり、以前は2題あったAWAが1題となり、代わりにIntegrated Reasoning(IR)が導入されました。

以前の記事にも書きましたが、AWAの得点はあまり重視されないそうです。アメリカならばTOPのMBAでも4.5~4.0程度あれば十分。ヨーロッパ系のMBAでは少し厳しく、4.0だと出願したエッセイのレベルが高すぎると、怪しまれるそうです。

どちらにしろ、足切りに使われるだけのようですので、必要最低限のスコアを確保して、ほかの勉強に十分な時間を割くパートだと思います。
また、長いGMAT試験のVerbal、Mathの前にあるパートなので、あまりエネルギーや集中力をここで使いってしまいたくないという気持ちもあります。

したがって、最低4.5できれば5.5あたりを目指してですので、省エネで終わらせるための勉強することになります。

AWAの分析方法

AWAはその名にある通り、お題の文章の分析を行い、それに対して論述を行います。では、どのように分析するのでしょうか?

この時に出てくるのが、根拠、仮定、結論という言葉です。
どこかで聞きましたよね? そうです、VerbalのCRです。

VerbalのCRはお題の文章の根拠と結論から仮定を導き出し、その仮定を補強する(弱める)選択肢を選び出す問題でした。このAWAでもやることは同じです。ただし、回答の仕方が選択肢を選ぶのではなく、論述になります。

では、どのように論述を行えば良いのでしょうか?
英語での論述、どこかで聞きましたよね? そうですTOEFLのWritingです。

というわけで、熊の意見では、AWAはVerbalのCRとTOEFLのWritingのハイブリッドの問題ということです。

ですが、GMATを受ける留学生はTOEFLを受けているので、論述を書くのは慣れていますし、CRの対策もできているはずなので、大きな関門となりません。となると、このAWAのパートは、ネイティブで論述が苦手な学生を振るい落とすための試験なのかもしれません。

AWAの具体的な対策法

上記した通り、CRとTOEFLのWritingのハイブリッドなので、前半の分析の作業はCR、後半の英文を各部分はTOEFLのWritingの手法に従っていけば自然と十分な得点を得ることができます。

これに加えて、TOEFL同様、テンプレートを活用することで安定して高得点が狙えます。

ですので、試験が開始になったら、まずテンプレート部分を正確にタイプして、その後分析し、最後にテンプレートの空きの部分に自分の単語を入れていくことになります。ちなみに、テンプレートは予備校でももらえますし、インターネットで探しても多く見つけることができます。そしておそらく、たいていのテンプレートは以下のような5段落構成になっているはずです。

    第1段落 主張(結論と同じ)
    第2段落 根拠のおかしいところを指摘
    第3段落 仮定のおかしいところを指摘
    第4段落 仮定の補強方法を指摘
    第5段落 結論(主張と同じ)

CRの分析については、以前の記事に書いた通りです。このCRと同じように、まずは結論を見つけ、次に根拠、そして仮定という順序で探していきます。CR対策で、英文でこの3つを見つける訓練をした後ならば、それほど苦労せずにできると思います。

そして、TOEFLのWritingで培った技術がここで生きてきます。何度もWritingを書くとわかると思いますが、用いる表現の型のようなものが必ずできてくると思います。その型を最大限利用して、省エネで文章を書きあげてください。

テンプレートを用いるときには、1つだけ見るのではなく、いくつかを自分で様々試してみるのが良いと思います。そして、自分に合うように少しずつ改定していくことをお薦めします。というのも、完璧なテンプレートなどはありませんし、自分の表現方法に合うようにカスタマイズしたほうが書くときもスムーズになるからです。

実力が結構でる?IRの概要

IRは2012年の6月に始まった新しいパートです。Verbalでの言語能力やMathは試験勉強対策がしやすく、かつ現実の課題から離れているので、より現実的な問題として作られたのだと熊は想像しています。

実際に授業中でてきそうなグラフや表を基に、何を言うことができるのかを答えさせます。答えは選択式ですが、様々な選択パターンがあります。

具体的には以下の4タイプになります。

  • Graphics Interpretation(図表理解)― グラフや表、チャートなどを見て、内容を正しく説明しているものを選びます。一番シンプルだと思います。
  • Two-Part Analysis(二項分析)― 短文に対し、適応する回答を表から選びます。簡単な計算の問題の時は非常にすんなり解けるのですが、問題文が論理的思考を要するものだった場合、複雑になる傾向があります。
  • Table Analysis(表分析)― 表が問題文で示されるのですが、この表は比較的たくさんの項目を持っています。ソートをして、自分によって見やすくすることができます。1列だけでなく、複数の列の要素を考慮して回答するため、Graphics Interpretationよりは難しくなります。
  • Multi-Source Reasoning(複数資料推論)- その名の通り、複数の表やグラフが与えられます。与えられる情報量が多く、理解するのに時間がかかる問題です。

熊は初めて見たとき、随分とパターン化しにくい問題ばかりだなと思った記憶があります。

IRの具体的対策

それでは、IRの具体的な対策です。とはいえ、非常にパターン化しにくい問題が相手となり、実力を見られる問題だと思います。ですが、問題を解く上でのポイントはあります。

    1.グラフ・表の意図をすぐに読み取る能力の向上
    2.問題文を先に読み、必要な情報をすぐに見つける能力の向上
    3.時間間管理

1は、グラフを見たとき、じっくりと見てからそのグラフの意図を判断するのではなく、パッと見た瞬間に、主張を把握する能力です。なんだ簡単ではないかと思うのですが、日本語だとすぐにできるのですが、英語だと意外と難しいと思います。

基本的には、グラフのタイトルと、X軸、Y軸、表の列・行の内容から、グラフの示していることを理解します。そして、グラフの傾向から、これはどのような傾向を主張したいのかを把握します。

これを英語でやると、ちょっとした単語をしらないだけで、意外と意味の理解に苦しんだりしてしまいます。これを訓練することで、より短時間で理解できるよう努めます。

2は、解き方の問題です。3にも繋がりますが、IRの問題を全部丁寧に解いていくと、とても時間が足りません。ですので、文章やグラフをできるだけ効率的に、必要なところだけ拾っていくことが重要になります。そのときTOEFLなどと同じように、まず問題文を読んで、どのような問題、どのような項目に注目すべきかをまず把握すると、より時間が短縮できます。もちろん、細かく注意深く読まなければ間違えるような、ひっかけ問題のときもありますが、IRでは高得点は必要ないと熊は思っているので、スピード重視で解いていました。

3の時間管理については、最終的には捨てる問題を作っておくことだと思います。このときは、当然時間が長くかかる問題を捨てるということです。何度かIRの問題を時間を図りながら解いてみてください。このとき、やはり複数資料問題が時間がかかるのでしたら、このうちの一番苦手なパターンの問題を捨てにするなど、決めておくと時間に焦らずにほかの問題に集中できると思います。

まとめると

AWAとIRの対策についてお伝えしました。
AWAについて

  • erbalのCRとTOEFLのWritingでのスキルを使う
  • テンプレートを利用。自分なりにカスタマイズする

IRについて

  • グラフ・表の意図を英語ですぐに読み取る訓練をする
  • 時間管理のため、解き方を工夫する、捨てる問題のパターンを決めておく

といった対策が有効だと思います。

GMAT試験のお役に立てれば幸いです。

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