熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【GMAT対策】Verbal(SC/CR/RC)の特徴と対策 自分の癖を知って700オーバー!

      2016/01/05

GMATの対策というと、多くの日本人にとってはVerbal対策となります。

前回までは、GMATの概要から、GMAT予備校、時間管理についてなどをお伝えしてきました。

今回の記事では、熊が考える各セッションの対策をお伝えします。

Be a Computer! Sentence Correction編

SCのテーマは「Be a Computer」です。

問題を見た時に深く考えず、反射的に答えが出るようになることが理想です。

SCはGMAT文法とも呼ばれる、簡素かつ誤解を招かない英語の文法についての理解を必要とします。これは日常の英語では問題ない文法でも、GAMTの文法では不適切になります。この文法を学ぶ必要があります。

独学の方もいると思うのですが、やはり予備校を利用したほうが時間かつ労力の節約になります。特に、MBAの受験は社会人の方がほとんどだと思うので、予備校の体系化された授業を一度ご利用されると良いと思います。

熊のおススメは、やはり有名講師がいる予備校です。
GMATの予備校についてはこちらの記事にまとめています。

SCに関しては、Y・E・Sの文法コースとSCコースは誰に聞いても非常に評判が良いです。時間と経済的に可能ならば一度受けてみることをお薦めします。

それではSCについて、身に着けるべきスキルとその練習方法についてお伝えします。

熊が思うSCに必須の目標は以下の通りです。

  • どの問題も1分で答える
  • 30秒で難易度をおおむね言い当てられる
  • 他人に完璧に説明できる
  • 正答率が8割以上

時間管理の目標が絶対に必要!

目標なのに4つもあるのか!と思うかもしれませんが、それぞれに目的があります。
まず、「どの問題も1分で答える」、と「30秒で難易度をおおむね言い当てられる」という目標です。

これらは、時間管理上の目標です。

GMATはどうしても時間が厳しい試験です。SCで時間を稼いでおかなければ、RCで必ず苦戦します。前回の概要編では最大2分までといいましたが、すべての問題に2分をかけることはできません。

そこで、時間管理の目標の1つめ、どの問題も1分で答えるがでてきます。

では2つ目の30秒で難易度を言い当てられるはどうでしょうか?

これは、どの問題で時間をかけるかを考えるために必須の目標です。やはり、時間管理を有利にするためには重要です。また、難易度を正確に言い当てられれば、試験中に自分がどのあたりの得点にいるのか、ぼんやりと予想がつきます。後半で難しい問題ばかりでしたら、それだけ高得点域にいるでしょうし、逆ならば低得点域です。このような、試験中の精神的な安定にもつながる目標です。

この2つ目の目標は、実は1つ目の目標よりずっとハードルが高いです。すべての問題パターンと、ひっかけの癖などが分かっていないと難易度を正確に判断できないからです。

理解度の確認 → 自分を正直に見つめられるか

続いて、他人に完璧に説明ができる、です。

塾講師などの教える側に立ったことがある人には想像がつくと思いますが、教える側は教わる側より何倍も詳しく理解していなければなりません。自分のやった問題の正解、不正解だけを見ていると、自分ができているのかどうかわかるような気がします。ですが、正答率が不安定な場合には、やはり十分に理解できているとはいいがたいと思います。

SCに関しては、誰かの質問にもさっと答えられるぐらい、ロジックをしっかり理解することが重要です。

個人でやる場合には、問題を解く時に、自分が判断した基準をすべて書き残すようにします。ゆっくり書いていると、時間管理の練習ができないので、あくまでマークやしるし、記号程度で十分です。どこを基準に、どの優先順位で落としていってか、をしっかりとアウトプットして、後々自分で確認しましょう。

熊の場合は、なんとなく解けている問題群があり、それの正答率が不安定であるため、なかなかSCの正解率が上がりませんでした。後々、どの基準で間違えているか見直すと、意外と同じ文法のところで思い込みがあったり、すっぽ抜けたりしていたりと、気づかされました。

どうしても、自分のことは自分が一番わかっていると思い込みがちなのですが、そんなことはなく、自分で「できない自分」をできるだけ避けていることに気が付きました。

また、予備校のチューターも何度か利用しました。比較的高額なため、なかなか踏ん切りがつきませんでしたが、非常に丁寧に自分のできていない部分を指摘してもらえたため、スコアアップに非常に役立ったと思います。

正答率8割以上は結果

この目標は、上記の3つの目標のためにしっかり訓練すれば、自然と身についてくるものだと思います。

いわば結果です。

根性論のように聞こえるかもしれませんが、、ある程度の知識、スキルを身に着けると、あとはどれだけ磨けるか、自分を追い込めるかです。

正答率4割から5割に上げるのに比べれば、7割から8割に上げるのは決して簡単ではありません。それだけより細かいところを明快に理解しないといけないからです。
ですが、それでも8割という正解率は現実的な数字です。

Be a Lawyer! Critical Reasoning編

CRのテーマは、「Be a lawyer」です。

問題文中にある仮定、根拠、結論を見つけ出し、仮定を強めたり弱めたりします。

ちょっと抽象的でわかりにくいので具体例で考えましょう。例えば以下のような文章があります。

「空には雲がでてきているから、傘を持って行こう」

この文章の結論は「傘を持って行こう」です。そして、その根拠は「空には雲が出ている」です。では、この文章の仮定は何でしょうか?

「空に雲があると雨が降る」です。

この仮定を強めたり弱めたりします。
例えば、「雲は東にあり、東から風が吹いている」では仮定をより強めるでしょうし、「雲は西にあり、東から風が吹いている」では、仮定を弱めています。

このように、文章の中にある論理構造を把握する必要があります。

あまり普段見慣れない試験問題なので、慣れるまで違和感があるかもしれませんが、普段からロジックを考える仕事をしている人にとっては、非常に解きやすい問題になったりします。例えば、弁護士の方などは、かなり近い考え方をしているのではないでしょうか?

このCRですが、なんだかパターンなんてないような気がするのですが、やはりあります。各予備校で様々なパターンを教えてもらえるので、まずはそれを頭に叩き込むことから始めると良いと思います。

熊が思うRCに必須の目標は以下の通りです。

  • 問題がどのパターンか1分で言える
  • 自分の思考パターンを見つける
  • 正答率7割以上

パターン認識が時間短縮のカギ

問題がどのパターンかを1分で言えるようになるのが一つの目標です。

パターンを1分見つけ出すには、その文章の結論(メッセージ)と根拠(証拠)を見つけ出す必要があります。そして、その間の仮定を見つけ出します。

熊個人が思うに、CRには2つ課題があって、1つは英語で結論と根拠と仮定を見つけ出すのに時間がかかるということ、もう1つは選択肢の消し方に理屈をつける必要があるということです。

なんだか根拠や結論などの抽象的な概念がでてきて、難解そうに見えるCRですが、熊はこの問題が日本語で書かれていると、意外と簡単に結論と根拠は見つけられると思います。言い換えるならば、英語で結論と根拠を見つけ出すという作業に慣れていないのがこの課題だと思います。これは、現代文の論文で著者の主張とその根拠を探すのと同じことを英語でやるということなので、訓練すれば必ずできるようになります。

そして、2つ目の選択肢の消し方は予備校でノウハウを教えてもらえます。これは、今まで学んできた経験というよりも、GMAT独特のルールだと熊は思います。

己を知れば・・・

二つ目は自分の思考パターンを知るということです。

熊はCRの練習をしているとき、ある特定の問題だけ間違う傾向にありました。後でこの傾向に気づいたのですが、必死で問題を解いているときには到底気づく余地もありません。そして、どうしても正答率が上がらない中、できない問題をまとめて気づいたのが、自分の思考パターンに癖があるということでした。

具体的には、結論と根拠はしっかりと読み取れていたのですが、仮定でオーソドックスな仮定を思いついていないという癖です。一言でいうと、若干ひねくれた仮定を考える癖があるようでした。そこで、仮定を考えるときには、必ず一呼吸おいて、自分の仮定が誰もが納得できるものかを見直すようにすると正答率がグッと上がりました。

最後の正答率7割以上ですが、これはSCと同様に、結果です。やるべきことをしっかりやると自然とついてくるものだと思います。自分の思考をしっかり見つめながら、訓練あるのみです。

正攻法で突破するのみ。Reading Comprehension編

それでは、最後のRC編です。

RCの対策法などあるのか?と思うのですが、熊個人はやはり正攻法でいくことが大切だと思います。すなわち、単語力速読力のアップです。

単語力については、様々な意見がありますが、熊はTOEFL用に覚えた単語だけではちょっと不十分だと思っています。GMATを受験する多くの方はすでに、TOEFLでそれなりのスコアを出していると思います。そしてTOEFLを受けるときに、何らかの単語帳を用いて暗記を行ったと思います。例えば、Amazonでもベストセラーになっている「TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)」などだと思います。

人によっては、GMATもTOEFLで覚えたスコアでも大丈夫という方もいると思います。ですが、熊個人はTOEFL用に覚えた英単語だけではRCで6割程度のスコアをとることは難しいのではないかと思っています。

一度RCを受けてみるとわかるのですが、単語の種類はTOEFLと違いますし、スピードも求められます。これにTOEFL用の単語のみで、対応するのは難しくなります。そこで、再び単語の暗記を行うことをお薦めします。例えば、Barron’s GMAT Flash Cardsなどにより単語の補強をすることで、よりRCに対抗できるようになると思います。

あとはスピードです。速読をするには、やはりある程度の量をこなす必要があります。そして、速読をするには、いくつかテクニックがあるのですが、チャンクで読むなどのスキルを身に着ければよいと思います。

加えて、熊はGMATレベルと思われる以下のウェブ上の英文を毎日読むようにしていましました。
もちろんこの時にはスピードと文字数を測定し、記録をつけることで可視化していました。

Washington Post
Economist
Business Week
Harvard Review

まとめると

Verbal各セッション別の対策をまとめました。

【SC編】

  • 1分ですべて答える
  • 30秒で難易度をおおむね言い当てられる
  • 他人に完璧に説明できる
  • 正答率が8割以上

【CR編】

  • 問題がどのパターンか1分で言える
  • 自分の思考パターンを見つける
  • 正答率7割以上

【RC編】

  • 正攻法:単語力&速読力Up
  • 正答率6割以上

GMAT対策のお役に立てれば幸いです。

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