熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【GMAT対策】Verbal概論編 時間管理で目指す700オーバー!

      2016/01/05

将来の自分への大きな投資となるMBA留学。その受験には、GMAT、TOEFL、エッセイ、インタビューと多くの困難があります。その中で、受験生が口をそろえて大変だったと答えるのが、GMATです。

このGMAT対策シリーズでは、トップスクールの一つの目安となる700点以上を目指してGMATの概要から対策についてまとめています。

前回までの記事では、GMATの概要、学校ごとの目標得点の調べ方などについてお伝えしてきました。今回からは、実際のGMAT対策についてお伝えします。まずは、Verbalの概要&時間管理編です。

Verbalで、何点取れば700に届く?目標得点の確認

まずはVerbalの目標得点です。

過去の記事で説明した通り、700点を超えようと思うと、多くの方は以下の組み合わせのどれかが目標になるはずです。

 Math  Verbal
48(76%) 38(84%)
49(81%) 37(81%)
50(89%) 36(79%)
51(97%) 35(74%)

つまり、仮にMathが得意で50点を取れるのであれば36点程度、苦手で48点ならばVerbalは38点程度必要になります。

では、この36点~38点をクリアするにはどのくらいの正解率が必要なのでしょうか?

もちろん問題の難易度などにも異なるのですが、予備校によると一般的な日本で教育受けた日本人は、以下の得点を目指すそうです。予備校や人によって数字は微妙に異なるかと思いますが、基本的にSC、CRはテクニックを養って8割、7割を取りに行き、RCの低下分をカバーするという考えです。

SC:8割
CR:7割以上
RC:6割以上

時間管理には必ず慣れなければならないCAT方式

GMATで必ずお友達にならなければならないのが、このCAT(Computer Adaptive Test)方式です。

TOEFL iBTはパソコンで受けるので、一見するとそれと同じ方式のような感覚を受けるのですが、このCAT方式はTOEFL iBTとは全く違います。TOEFLは、同じ内容の試験を違うスタート時間で始めます。つまり、問題は同じです。ですが、GMATは人によって問題が変わってきます。

このCATという方式は、問題の難易度と正解・不正解で次に出てくる問題が変わってきます。

ちょうど、Yes/NoチャートのYes/Noが正解/不正解になったイメージです(もちろん実際には、ソフトウェアの中でまったく異なった計算を行っている可能性もありますが、イメージとしては間違っていないと思います)。これを41問繰り返すことで、最後にある得点に行きつきます。その得点がVerbalの得点ということです。この方式のため、回答はスキップしたり、戻って修正したりということができません。

さて、この説明を聞くと、当然疑問がでてきます。

「本当に、このYes/Noチャートで適切に得点が図れるのだろうか?」

という疑問です。

正解が完全にランダムに現れるならば、適切に能力を測定してくれそうです。しかしながら、我々は機械でなくて人間です。どうしても、連続4問不正解などをしてしまう可能性も十分にあります。その場合はどうなるのでしょうか?

中のロジックを正確に知っているわけではないので、断定をすることはできません。

しかしながら良く聞くのは、最初の10問が非常に重要だということです。

もしYes/Noチャートのようなルートを通って得点が計算されるのならば、最初の頃の選択肢で受験者の能力の大体の能力を図りたいはずです。この受験者は正解ばかりだから、難易度を上げよう、あるいは不正解ばかりだから、難易度を下げようと。そして、ある程度能力が分かってから今度はより正確に測りたいと思うはずです。

これが最初の10問が重要だということです。

また、他に言われるのが連続の不正解は避けるべきということです。人によっては時間の関係上、RCでランダムクリックをしてしまう場面がでてくることがあります。このとき、必ずRCの次の問題は時間をかけても正解を選ぶ必要があるということです。

実際、熊も試してみたことがあります。オフィシャル問題集であるGMAT Prepでは、本番と同じCAT方式を2セット体験することができました。何度もやると、さすがに答えを覚えてしまいます。そこで、同じSC、CR、RCの各セクションが同じになるようにして、2つのパターンで実験をしてみました。

パターン1:前半に連続不正解を行い、後半は正解率が上がるパターン
パターン2:前半に連続正解を行い、後半は正答率が下がるパターン

この場合は、パターン2の方の得点が数十点ですがあがりました。もちろん、前半の正解/不正解で問題の種類が変わっているので、完全な比較はできません。加えて、これがこの問題のセットだけの可能性もありますが、最初の10問が大切だということは実験してみるとわかりました。

気になって勉強に身が入らない、という方はPrepで様々なパターンで試してみると良いと思います。

CAT方式では、最初の10問は多少時間がかかっても正解率を上げるように解く、連続不正解を避けるということが大切です。

CATを踏まえてどうやって時間管理する?

続いて時間管理です。まず、Verbalの問題数を時間を思い出してみましょう。

41問で、75分です。つまり、一問につき約1.8分。2分ないのです。

当然この41問には、350words程度のRCが含まれます。TOEFLの感覚で解いていると、確実に時間が足りないわけです。

そこで、比較的短時間に回答できるSCの時間をとにかく短くし、CR、RCに時間を割くという時間管理になります。CR、RCに時間を割くといっても、限度があります。熊の時は、以下のようにルールを設けていました。

SC:1~2分
CR:2~3分
RC:本文で最大4分、問題で1問1~2分。

これは必須です。SCはとにかく2分経ってできてなかったらランダムクリック、CRは3分経ってできてなかったらランダムクリックです。ただし熊には一つだけ例外があって最初の10問だけは+1分まで許すようにしていました。これは先ほど書いた最初の10問が重要だからです。

さて、鋭い方はすでに気づいたかもしれません。GMATの問題は、SC15問前後、CR12問前後、RC14問前後です。RCの文章は3セットか4セットでてきます。これでそれぞれ最大時間かけるとどうなるでしょうか。

SC:2分×15問=30分
CR:3分×12問=36分
RC:4分×4題+2分×14問=36分
合計:102分

どう考えても足りません。

75分の試験なので、27分も縮める必要があります。ということで、すべての問題で最大時間をかけることができません。SCは基本1分以内、CRも2分前後。RCも文章は3分で読む。それでも時間が足りない時は、最終的にRCの後半の1題を捨てる(ランダムクリック)ということになります。

大問1つを捨てるのは、慣れるまでかなり勇気がいります。

ではこれをどうやって訓練すればよいでしょうか?

熊はすべての解いた時間を記録していました。実際にPrepで練習をするときは、目標の時間と実際に解いた時間を記録していました。具体的には、Prepの練習前に紙に目安の時間を書きます。熊の場合は、均等の時間配分で解けることを目標にしていました。もし41問を均等に解くならば、一問当たり1.8分なので、10問で18分となります。もちろんRCが最初に2連続できたりした場合には、当然長くなってしまいますが、あくまで時間をかけすぎないための目安としては10問ごとの時間で十分です。

そして、実際に解くときには、1問解き終わるごとに、紙に時間を書き残していきます。このときの注意は、各問題にかかった分数ではなく、Prepのタイマーの時間を書いていくということです。そして可能ならば、S(SC)、C(CR)、R(RC)などの問題の種類を書いておくことです。

こうして、目安と実際にかかった時間をサッとメモをしておくことで、あとでどの種類の問題に時間がかかったかなどがわかります。そして、この時間管理の大敵がRCです。RCに時間をどれだけ割くかは重要な問題なのですが、残りの時間の間にRが何問来そうだとわかっていることは、時間管理の観点から非常に役立ちます。

また、実際のGMATの試験中は、幸いなことにメモを取ることは許されます。ですので、熊は普段の練習と同じように、目安の時間を最初の3秒で書いて、それから問題を始めていました。

さてこれだけTOEFLとは異なるGMATですが、上手くなるためには当然練習量を増やさなければなりません。

そこで、熊が使ってこれは役に立ったと思える教材をお伝えしたいと思います。基本にて最後に戻るべきところはOG(オフィシャルガイドブック)ですが、時間配分の練習をしたいなどの時には、OG以外にも使っていました。

PCの操作、時間管理、模試のためのおススメ教材

PCで本番同様に本番と同じような問題で練習したい!
GMAT Prep
MBA.com=GMACというGMATの問題を作っている組織が出しているオフィシャルの練習ソフトです。通称Prepです。なぜ、おススメかというと、これしかPCでオフィシャルの問題を解く手段がないからです。最も本番に近い問題を最も本番に近いソフトで解くことができるソフトです。上記のリンクからダウンロードページに行くことができます。そして無料です。ただし、注意しなければならないのは、Prepには2セットしか問題が入っていないことです。2セットだと、初めてやるときに1セット使い、残りは本当に本番前に使うという使い方になると思います。熊はこれを用いて、自分なりに時間管理の仕方やPCの操作に慣れていきました。

GMAT Prep Exam Pack1
さて、上記でGMAT Prepが唯一の本番に近いソフトで、問題数が2セットしかないのが問題だとお伝えしました。ですが、そこはさすがに無料というわけにはいきません。2セットのすべての問題セットでUSD49.99です。これで、Prepに元々入っている2セットと合わせて4セットの試験問題が手に入ります。これでも決して十分とは言えないのですが、有用に用いて行って下さい。

GMAT Prep Question Pack1

上記でなんとか4セットのオフィシャルの問題が手に入ります。ですが、やはり練習をするには不十分ですよね。時間管理はともかく、せめてオフィシャルの問題をPCで解きたいという気持ちはどうしても残ります。そこで、MBA.comでさらに購入できるのが上記のQuestion Packです。試験形式とは異なるのですが、本番と同じクオリティの問題でMathを200問、Verbalを80問、IRを24問手に入れることができます。

GMAT 2016 Official Guide Bundle
GMACが発行する公式問題集です。通称OGです。3冊セットで、1冊は全体版、1冊はMath、1冊はVerbalです。上記のPrepを除くと、購入することができる公式の問題はこれですべてとなります。当然3冊セットでお得です。なお、2015版や13th Editionなど過去のOGも売られています。ですが、2015年版はその前の13thEditionは問題が同じで、2016で25%新たな問題が追加されました。

GMAT King
上記が公式のソフトウェア、問題集でしたが、非公式でいいからPCで練習したいという方もいるかと思います。そういった方には、GMAT Kingをお勧めします。熊も実際に使っていました。問題は公式のものに近いかというと意見が分かれるところですが、同じような形式でPCに向かって解くことができるというのは非常に貴重な機会でした。熊は、Prepをどうしても本番の直前に残しておきたいので、普段はGMAT Kingで練習するということにしていました。

まとめると

目標得点、時間管理の目安についてまとめました。
 SC:8割、最大2分
 CR:7割、最大3分
 RC:6割、本文最大4分、問題2分
加えて、CAT方式の特徴と、それを考慮した時間管理について説明しました。
最後に、時間管理の練習に役立つソフトウェアや書籍の紹介をしました。

GMAT対策のお役に立てれば幸いです。

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