熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【体験記】これが醍醐味? グループワークの楽しさと辛さ

      2016/01/05

MBA留学を実現して、最初の緊張は誰と同じスタディーグループになるかです。

多くの場合、最初の1学期か2学期は学校にグループを割り当てられることになります。もしかしたら、そのグループで一生の友人を得るかもしれませんし、もしかしたら一学期だけの付き合いになるかもしれません。大喧嘩をするかもしれませんし、一緒に夜の街に繰り出すかもしれません。

今回はこのとっても楽しく、ハプニングもあるグループワークの体験談をお伝えしたいと思います。

多国籍でグループを組むこと

学校側からグループを割り当てられる時には、多様性を確保するように割り当てられることがほとんどです。

多様性というのは様々な属性や、考え方などの個性のことです。最初は個性などわからないので、属性を考慮して割り当てられると思います。

ここでいう属性というのは、性別、国籍、前職の業種、前職の職種、家族の有無などです。すべてを均等に振り分けることは難しいのです、大抵の場合、性別と国籍はあるチームに偏らないように割り当ると思います。

熊の学校では1グループに4人、一部のグループで5人でした。

最初の学期では、全員男で、アメリカ人が2人、中国人、そして日本人の熊でした。業種は、金融、政府、コンサルで、工業、それぞれアナリスト、マネージャー、エンジニア、コンサルタントといった具合です。

次の学期では、3人男の1人女で、アメリカ人が2人、チリ人、そして日本人の熊でした。業種は、金融、IT、出版、工業で、それぞれ、セールス、マーケティングが2人、エンジニアでした。

これだけでも、あまりに業種が違うので、ビジネスの話になると既に話が通じるかちょっと自信がなくなりそうですが、意外と話は通じます。

他にも、子供がいたり、会社を起業したりと、証券取引を本気でしていたり、大学のスポーツ選手だったりと、ビジネスに直接関係ないところでも、様々な個性が光ります。

グループワーク、これは感動した!

グループワークをやってみて、とても面白いのが、皆違うということです。今までどれだけ自分のいた世界が均質だったかと思い知らされました。皆が違うということは、あることを見ても、持つ意見が様々ことなるということです。それだけ多様な視点でみることができます。

例えば宿題のケースで、ある工業製品の事業性の評価をしなければならないとき、一人がその業界を知っていると断然話が進みます。基本的なところから、説明をしてもらえますし、業界としての考え方や常識などを教えてもらえます。いわゆる事情通から教えてもらえるということです。しかもここはMBAです。会社でも第一線で走ってきたような人の意見です。

他にも自分の得意分野が生かせるというのがあります。人により、ファイナンスが得意だったり、オペレーションが得意だったり、ストーリづくりが得意だったりと異なります。これがうまい具合に調整できると、とても素晴らしいものができます。いつもとは限りませんが、グループのメンバーが自分の力を生かして成果を上げたときは、たまらない達成感です。グループの結束もずっと強まります。

例えば、あるファイナンスの分析とプレゼンの課題では、一人が数字の分析が得意で、一人がプレゼンの作成が得意でした。1人はファイナンス出身なので、大きな視点で外している点がないか確認をできます。最後の1人はプレゼンの発表とタスク管理をする、といった具合です。このときは、クラスの投票で順位を決めるシステムだったのですが、3連覇できたのは本当にいい思い出です。もちろんその後、グループメンバーで、寿司を食べなら旨いビールを楽しみました!

しかし、グループワークで辛いこともあり

グループワークではとても楽しいですが、同時に大変なこともあります。先ほどの裏返しですが、もし自分が知っていたら、グループ皆に教えなければなりません。これを自分の勉強と取ることができればいいのですが、時間がタイトな時にはなかなかフラストレーションがたまってしまうかもしれません。

他に、意見の対立が出てきてしまうことがあります。しかも結構な頻度で、です。

熊の経験でも、あるグループを組んだ時、二つある選択肢のうち、一人がどうしても反対して意見を変えてくれず、前に進まないということがありました。結果、どんどん他のグループに置いていかれ、グループの空気も段々と険悪に。これはまずいな・・・と皆が思っているのに、しかし何も変わらないという状況でした。

そしてこの時のあるメンバーの一言が、更にグループを追い込みます。

「そこまで言うなら、二つの案両方ともやってみよう」

さて、ここからが大変です。なにせ宿題の作業が二倍になったのです。ですが、一度進む方向が決まると、皆の力であっという間に進みます。資料の分析は2パターンでき、プレゼン資料の原案も2パターンできました。

そして、プレゼンの資料を見てみると、面白いことに反対していた意見の方が実はいいと言うのです。一見すると現実的でないように見える意見ですが、確かに実際に分析してみるとこちらの方がより可能性が高そうに見えてきます。

その結果、やはりこちらもA+の評価を貰いました。

このように意見が分断したりした際には大変なことになりますが、しかし、大変なところから這い上がるのが楽しいのです!

これは国民性?それとも個性? 時間と約束について

時間と約束に関してです。

これは日本人が誇っていいと思うのですが、日本人は基本的に時間に遅れません。一部遅れる人はいますが、国民の傾向として時間や約束はきっちり守る国民性と認識されていて、これは本当だと思います。

良く言われることですが、とにかく時間にルーズな人はいます。

時間になっても来ないので電話したら、あと30分で着くから、渋滞しているんだ、というのです。ちょっとgoogleで調べればわかるのですが、渋滞などしていない時間帯なのです。そして30分後に電話がかかってくると、今度は駐車場がないから、ときます。これも打合せの部屋から駐車場が見えるので、言っていることの辻褄が合いません

そして結局現れたのが一時間後。なんてことは何度か経験しました。

途中から、熊は完全に慣れきってしまったというか、もはや諦めてしまいました。慣れてしまうものですね。

しかしながら、この彼は、最後の極めつけに、明らかに買ったばかりのおいしそうなスタバのアイスコーヒーを持って現れたことは今でも忘れられません。

意外と同じアウトプット

熊の初めのイメージだと、国によってプレゼンの資料など全然違うのではないのかなと思っていたのですが、意外とどの国の人が作っても、近い資料になりました。

やはり、物事を論理的に伝えるには、論理構成がしっかりしていなければならず、その結果同じような資料になるのだと思います。

逆に言うと、論理がしっかりしていれば多少英語の表現が怪しくても、十分にやっていけるということで、熊にとってはよっとした自信になりました。

上手く使って乗り越えろ!便利なIT機器

最近は特にIT機器、ソフトの発達がグループワークを手助けしてくれます。

やはり時間がタイトになってくると、どうしてもグループワークの時間を確保することが難しくなります。その結果どうなるかというと、夜中に集まったり、明け方に集まるということになります。ですが、それはできるだけ避けたいよね、ということで、IT機器の登場です。

特にグループワークをしていて便利だなと感じたのが、Google Docsのシリーズと、Office365といった、オンライン上でファイルを共有、同時に編集できるサービスです。

これらを利用することで、4人全員で一斉にファイルを編集できます。しかも違う場所にいてもです。

ある程度ファイル内での担当を決めていると、4人が自分の担当個所を一斉に進めるので、ものすごい勢いで資料が出来ていきます。大抵の場合、チャット機能もついているので、途中で簡単な議論をしながら進められます。また、このファイルはオンライン上で見ることができるので、誰がやっていないかがすぐに分かってしまいます。ちょっとしたプレッシャーにもなっていいかもしれません。

そして、これと同じくらい利用できるのが、SkypeやHangoutを代表としたビデオアプリです。

完璧に物理的に合う打ち合わせの代替になるのかというと、難しいとは思いますが、どうしても時間が合わない時には、これは非常に重宝しました。仕事上がりで学校に集まる時間はないけど、PCでチャットならできるよ、とった状況には非常に便利です。

意外と大切なスライド、表計算、ワードソフトのスキル

いわゆるオフィスのツールであるスライド、表計算、ワードのソフトは毎日のように使います。

これらを快適に使えることはとても重要です。ちょっとしたプレゼンでも10分くらいでサッと作ってしまえれば、それだけでグループには重宝されること間違いなしです。

また、スライドとワードはできるけど、表計算はちょっとという方もいるかもしれません。これから長い社会人をやるので、ぜひ覚えると良いと思います。どんな計算をするにも表計算のちょっとした機能を使うことで、劇的に簡単になることがあります。

必ず将来を手助けしてくれると思います。

まとめると

MBAの最初の楽しみ、グループワークについての体験記をお送りしました。

個性や属性の多様性や、時間の管理など、様々な楽しいことや乗り越えることについてのエピソードには事欠きません。今となっては、どれも懐かしい思い出ですが、当時はとても辛かったです。

ですが、この日本にいる間にはできない経験は、きっと将来の役に立つと思います。

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