熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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【MBA留学】学校探しの情報源。学校説明会でのチェックポイント。

      2016/01/05

MBA留学の準備を始めると、出願に加えて学校が合っているかどうかの確認、そしてエッセイやインタビューの準備のため学校の情報を集める必要があります。

インターネットやキャンパスビジットなど、様々な方法がありますが、日本国内で最も“生”の情報を集められるのは、卒業生、あるいは公式のアドミニがやっている学校説明会だと思います。そしてせっかく行くのですから、エッセイやインタビューで使えるポイントを学校説明会でつかみ取りたいですよね。

そこで、本記事は学校説明会とは、そして説明会でこれを押さえておくと良いと熊が思うことをまとめます。

学校説明会とはどんなイベント?

学校説明会とはどのようなイベントでしょうか?もちろん、その名の通り、MBAスクールの説明をしてくれる会です。

大抵の場合は、一校で行われることがほとんどで、概ね1時間半から3時間くらいのことが多いと思います。学校によっては、その後フリートークの時間が設けられ、切りのいいところまで個別のQ&Aの時間が設けられるところもあります。

場所は主に、ホテルや会議場の一室を借りて行われるか、MBA受験予備校の一室を借りて行われる場合が多いと思います。

主催者は様々です。大手の予備校の主催で行っている場合もありますが、大抵は日本に戻ってきた卒業生が中心となって行っている場合がほとんどです。

しかしながら、卒業生が中心と言っても、時折アドミニの審査官が直接参加することもあります。加えて、学校によっては受験プロセスの中のインタビューを卒業生が行う場合があります。ですので、今目の前で説明している卒業生が、将来自分を評価する側として対応する場合もあり得ます。

説明内容は学校により差はあるものの、学校の概要と特徴を説明してくれます。最初に卒業生達の自己紹介があり、学校説明という流れが多いです。その後パネルディスカッションなどが行われる場合もあります。

ここで熊が面白いと思うのが、まだ会が始まっていないにも関わらず、なんとなく学校の雰囲気が想像つくところです。卒業生同士の会話や、受験生側の本気度などが学校によりかなり異なります。これを感じるためだけでも、行く価値があるのではないでしょうか。加えて、会が始まると更に特徴や雰囲気が分かってくると思います。

学校説明会の情報はどこから手に入る?

会社にその学校の卒業生がいる、あるいは人事を経由する場合もあると思いますが主には、留学予備校からの情報が多いと思います。個人的には、熊はアゴス・ジャパンのイベントカレンダーがまとまっていて便利だと思います。

学校説明会でのチェックポイント

チェックポイントその1 自分に似た人を探せ!

第一のチェックポイントは、自分に似た人を探すことです。

自分に似ていると言っても、姿形が似ているのではなく、職種や業界が似ている人のことです。これは自分に似た属性を持った人の方が、自分にとって有益な情報を持っている可能性が高いからです。

上記でも説明したとおり、画工説明会では大抵の場合初めに自己紹介をして、最後に個別Q&Aセッションがある場合が多いです。その時に自分に似た属性の人、あるいは自分に興味のある属性のある人のところに行くと、エッセイやインタビューで使える情報を得やすいと思います。

チェックポイント2 Why MBA、Why ○○ School

説明会によっては、卒業生が自己紹介の時に、自分のWhy MBA、Why ○○ Schoolを説明してくれることもあります。

これは大チャンスです。

なぜならば、卒業生のWhy MBA、Why ○○ Schoolを聞くと、その学校の特徴が非常に分かりやすいからです。

Why MBAは、なぜMBAスクールに進学するかです。すなわち、MBAスクールで具体的に何を学ぶことを望んでいたかが分かります。もし自分の属性が証券アナリストで、卒業生にも証券アナリストがいれば、自分が気づいていない学べるものが見えてくるかもしれません。同時に自分の属性以外の人の話でも、新たな視点を発見できる可能性があります。こういった新たな視点は、自分のエッセイやインタビューにより説得力を与えると思います。

Why ○○ Schoolも同様です。数あるMBAスクールの中で、なぜこの学校なのか、ということが色々な話を聞いていると見えてきます。どの学生もコラボレーティブな文化について言及してれば、それはその学校の強い文化だと思います。他にも、数学系の学問に力を入れている、マーケティングが強い、など様々な特徴が挙げられると思います。この特徴と自分の求めるものが合えば、素晴らしい相性の学校だということだと思います。

チェックポイント3 卒業生の雰囲気を感じ取れ!

本記事では、チェックポイントと言っています。ですが、学校説明会は思っている以上に、自分に合うかどうかが感覚で分かると熊は思います。様々な情報を数字や自然言語で説明してくれるのですが、卒業生の雰囲気や態度、誇りに思っていることで、どのような文化の学校なのかが感覚でつかめると思います。

もちろん短い時間の上、説明会に来てくれるのは卒業生であり、学校ではないので100%、学校説明会だけで決めることはできませんが、合う合わないが腑に落ちると思います。

情報の確認=インターネット等からの情報と比較

学校説明会で忘れてはならないのは、事前調査です。すなわち、インターネットなどによる調査です。

オフィシャルの学校ウェブサイトに行けば、留学生割合などのプロファイルや、アドミニが思う学校の特徴、カリキュラム制度などは知識として得ることができます。学校説明会では、その事前の知識と学校説明会で受ける感覚が合うかどうかを確認すると良いと思います。

確認項目は大きく分けると、3つです。その1が学校、授業、クラス関係。その2が学校の外のリソース、その3が就職関係です。まず、エッセイとインタビューに直結するその1から見てみましょう。

その1 学校・授業・クラス関係

  • クラスや学校の雰囲気
  • クラスサイズ
  • エレクティブの種類と数
  • 教授との距離やTAなどの授業サポート体制
  • グループワークの体制
  • 留学生比率と国籍の分布
  • 家族のサポート関係、ELSなど
  • 周辺環境の具体的なエピソード
  • 学校の改善点と長所

クラスや学校の雰囲気は、一番肌で感じることができる要素だと思います。卒業生の接し方や、何を誇りに思っているか、コンペティティブなのかコラボレーティブなのかなどです。あえて言葉で確認しようとすると、文化について複数の卒業生に聞いてみるのが良いと熊は思います。多くの卒業生が同じ文化について言及すれば、おそらくその文化は広く行きわたっている文化なのだと思います。

熊は個人的にはクラスサイズを重視しています。いわゆるコホートですが、2年間でこのコホートすべての顔と名前は覚えることになると思います。クラスサイズが小さければ、それだけ濃密な時間を過ごしやすいです。ただし、比較的何かするにしても同じメンバーになりがちなな欠点もあります。ただ、実際に何かプロジェクトをする際には、それなりに小さなクラスの方が、すでにメンバーの特徴が分かっているので、色々とやりやすいのではないかなと思います。

クラスサイズと関連するのが、エレクティブの数と種類です。当たり前ですが、クラスサイズが大きいとエレクティブの選択肢が増える傾向があります。ファイナンスならば、ファイナンスを様々な視点から見るようなクラスを取りやすくなります。

そして、これもクラスサイズと関係しますが、教授やTAと距離です。クラスサイズが大きいと、それだけ教授やTAとの距離が遠くなりがちです。特にエレクティブでは、教授やTAからのフィードバックを得る機会が増えると思います。その時には、クラスサイズが小さいほうが、教授とのフィードバックを受ける機会も多くなると思います。

続いて、グループワークの体制です。大抵の学校でチームを作って、グループワークを行います。そのとき、どのようなシステムかなどは聞いておいたほうが良いと思います。チーム編成の仕方や、評価方法などです。

クラスの文化、多様性の要素の一つに留学生があります。留学生比率と国籍の分布は要チェックポイントだと思います。留学生比率が高ければ、それだけ多様性の高い、様々な意見を得やすい学校だと思います。ただし熊個人は、多様性が上がるとそれだけ効率は下がると思っているので、一長一短です。アメリカ人比率が高ければ、それだけアメリカ文化にどっぷり浸かることができます。

家族がいる方は、そのサポート体制も重要な要素だと思います。学校が、インターナショナルセンターなどを持って、積極的に留学生支援をしているところもあれば、比較的自分たちにまかせている学校もあります。できれば、周辺環境、例えば第二言語として英語を学ぶESLなどが整っているなど、確認をされると良いと思います。

また、同時に日系の食料が手に入るかどうか、医療や子供の学校はどうなっているかなども要確認の要素です。

最後に、熊はいつも聞くことにしているのが、学校の改善点です。大抵の場合、改善点は長所の裏返しであることが多いので、学校の特徴をしっかりと把握することができます。例えば、学校が伝統的過ぎて新しいことをするのに時間がかかるというのであれば、それは伝統、すなわち人脈や歴史などがしっかりしているということです。

その2 学校内外で用いることができるリソース

  • 授業関連学部
  • 他学部やPhDコース
  • リサーチセンターやアクセラレーターといった関連機関
  • 重要イベント(コンペ大会やピッチ大会)
  • 周辺企業や機関(地元の協業することができる可能性がある企業)
  • CertificateやCPAといった資格関連

これらのリソースは、自分自身で上手く活用することができれば、MBAを何倍も意味のあるものにしてくれると思います。もちろんすべてを確認する必要はありません。自分はこういうことを外のリソースも利用してやりたいのだけれども、実績はあるか、それは可能かといったことを聞けばよいと思います。活用の方法は色々ですが、例えばこんな活用法があると思います。

関連学部は、自分の興味があればその授業を取れることが多いです。例えば、ファイナンスの授業をもっと深めたいという希望があれば、MBAのファイナンス系だけでなく、経済学部やDBA(経営学博士)のファイナンス系の授業をとることも可能になります。

関連機関や施設は、自分の使う可能性のある関連機関や施設についてです。起業をしたいのだけれども、そのときには学校のアクセラレーターの力を借りたいといった活用法や、自分はマーケティング志望で、付属のマーケティングリサーチセンターで働きたいなどの活用法があると思います。

もし挑戦してみようという興味があれば、様々なコンペやケース大会に参加することができます。代表的なコンペには、オペレーションコンペがあります。MIT主催で、オンラインのオペレーションゲームでMBA No.1を目指します。他に、ファイナンスのケースをチームで競う大会には学内予選があるなど、様々なパターンがあるようです。また、学校によってはクラブや、授業で参加を支援してくれるところもあるようです。ビジットした大学はどうか聞いてみてはどうでしょうか?

学校の場所に大きく依存しますが、土地柄と強い分野はやはり相関があります。シカゴやニューヨークはやはり金融やアカウンティングに強く、地元にも有力な企業が集まっています。サンフランシスコ・サンノゼあたりだとテクノロジー企業が集まっていますし、ロサンゼルスならメディア系、サンディエゴならバイオ系が強い企業が集まっています。自分の将来の職業に関連する企業があると、インターンや、コンサルプロジェクトなどで直に関わることができる可能性が高そのまります。

MBA留学生の中には、CPAの取得も並行して挑戦する方がいるようです。CPAとは、Certified Public Accountantの略で、米国公認会計士のことです。MBAのアカウンティング系の授業に加えて、それなりの数のアカウンティングの単位を取れば受験資格を得ることができるようです。今後アメリカで仕事をするつもりの方には、魅力的な資格です。

また、学校によっては学位の他にCertificateを発行してくれる学校もあります。例えばテクノロジー関連のMBAの授業を必要単位数取ると、あなたはMBAでもテクノロジー系のスキルを学んだということを証明してくれるものです。

その3 卒業後のことについて

  • 就職活動の具体的な支援体制
  • 持っている人的ネットワーク
  • 就職・インターンの実績
  • クラブ活動

特に私費の人には重要なのが就職関係の質問です。

具体的な就職活動の支援体制を確認した方が良いでしょう。具体的にはレジュメのチェック体制や、セミナー関係の頻度、そして後述する人脈です。セミナーでは、具体的にどのような企業がどの程度でセミナーに来てくれるか確認です。学校によって得意分野が違うので、ファイナンスの就職を探しているのに、マーケティングばかりのセミナーが多い、ということがないか確認です。

加えて、就職活動で忘れてならないのが人的ネットワーク・人脈です。熊もびっくりしたのですが、とにかくアメリカでは就職は人的ネットわーうがモノを言います。大企業では、就職先の企業に人的ネットワークがあればレジュメをぐっと読んでもらいやすくなるなどは当たり前ですし、Linked Inなどが非常に重要な役割を果たしていますが、これこそ人的ネットワークそのものです。やはり伝統的な学校では、それだけ卒業生の人脈も広く、数も多いため就職活動には有利になりやすい傾向があります。

これらの要素の結果として出てくるのが就職・インターンの実績です。どの分野の会社にどのくらいの割合で行っているのかは、その学校の特徴、人脈の広さを示していると思います。もちろん実績があれば、卒業生経由でその会社へのネットワークを形成しやすくなります。

さらにネットワークを広げるという意味では、クラブ活動があります。日本でイメージするクラブ活動と違い、MBAのクラブ活動は就職に直結しているものが多いです。ファイナンスクラブやテクノリジークラブです。例えば、クラブ主催でセミナーや講演会を開いたり、企業見学会に行ったりします。これらの活動を通して、自分たちで人脈をさらに深く広くしていきます。

お忘れなく!emailの登録!

忘れてならないのが、emailの登録です。

大抵の場合、説明会申し込みの段階か、説明会終了の段階で、emailを連絡先として学校に渡すことになると思います。以後、このメアドに学校関係の公式の情報を送ってもらえることが多いので、行く可能性がある学校には、ぜひ登録してください。

まとめると

生の情報を得ることができる貴重な機会、学校説明会についてまとめました。
学校説明会では、以下のポイントに注意して参加するとより効率的に情報を集められると思います。

  • インターネットなどでの事前調査はしっかりと
  • 自分に似た職種・業界の人の情報は貴重
  • Why MBA、Why ○○ Schoolで特徴を理解する
  • 学校、クラス、授業の特徴を押さえる
  • 学校外のリソースにも注意を払う
  • 就職活動・インターン情報は人脈・実績を確認

学校説明会がより有意義なものになれば幸いです!

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