熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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時間確保が重要。MBA受験の準備事項と締切のポイント

      2016/01/05

MBAを取得しよう!を決意すると、次には入念な準備と計画が必要です。
その準備事項と締切のまとめをお届けします。

今日からは受験勉強の日々となりますが、ここで気にしたいのが、
どの程度の時間を見積もる必要があるのか、締切はいつかということです。

まずは準備事項の確認

MBA取得をするために必要な準備は以下です。参考に、熊に必要だった時間も記しておきます。

必須

  • TOEFL iBTで高得点をとる。103点以上が望ましい(ヨーロッパはIELTS) (熊:250時間)
  • GMATで高得点をとる。710以上が望ましい(熊:300時間)
  • 推薦状をお願いして仕上げる(熊:10時間)
  • エッセイを書く(熊:70時間)
  • 成績証明書など必要なものをそろえる(熊:5時間)
  • オンラインで願書を提出する(熊:10時間)

オプション

  • キャンパスビジットを行う
  • 学校情報を集める

学校情報を集めるがオプション?と思うかもしれませんが、そもそもスコアがそろわないと学校を選ぶことができないのです!なので、まずはスコアをそろえて、それからゆっくり学校情報を集め始めても問題ないと熊は思います。

MBAの前の巨大な壁その1 TOEFL iBT

TOEFLはこんなテスト

Test of English as Foreign Languageの略で、Educational Testing Service, ETSが主催している外国語としての英語のテストです。

「トフル」と読むことが多いようです。

主に、非英語圏の学生が英語圏で高等教育を受けるとき、その英語能力を測定するために開発されました。iBTとはInternet-Based Testingのことで、インターネットにつながった試験場のコンピュータで回答を行います。他に、紙ベースの試験であるPaper-Based Testing(PBT)、コンピュータに回答を行うComputer Based Testing(CBT)がありましたが、今受験すると、iBTとなります。

ちなみに、試験内容はiBT、CBT、PBTで異なり、かつ最高得点も異なります。iBTが0~120点、CBTが0~300点、PBTが310~677点です。先輩方と話していると、昔は600点とるのが大変で・・・と言っていたのは、PBTの時代ということです。

換算値から自分の今の力を知る

現在の自分が持っているスコアからiBTがどのくらいになるかを知りたい方向けに、ETSが出している公式のPBT、CPT、iBTの換算表があります。また、TOEIC、英検との換算表もあります。

ですが、熊個人としては、日本人の苦手なスピーキングがiBTに入っているので、TOEIC、CPT、PBTの値より、iBTの換算値は低くなると思っています。

受験回数には制限はなく、最高得点のみ通知することができます。熊の時は2週間に1回受験することができましたが、この制約は今後変更となる可能性もあります

iBTは大きく4分野に分かれており、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングで、それぞれ30点満点となります。トップスクールと呼ばれるところは概ね103程度は必要と言われています。

スコア確保にはどのくらいの時間が必要なのか

それでは目標スコア達成まで、どの程度時間がかかるかなのですが、これは完全に人によります。答えになっていないですね。

私が行った予備校では、一か月に80時間程度勉強して上がるのが5点くらいと言っていましたが、30点から35点にするのと、100点から105点にするのには雲泥の差があります。なので、あくまで目安程度だと思います。実際、熊も受験ブログなどみてましたが、あっという間に目標点まで達した人と、本当に苦労して達した人と色々な方がいました。

熊も90点くらいまではいい調子ですんなりスコアが上がっていったのですが、100近くになってから、途端に上がりにくくなりました。最後は根性だけで試験を受けていたように思います。

仮に一か月5点上昇するとして、60点からスタートした場合、100点を取るには8か月程度はかかることになります。ですが、上に書いた通り、不確定な要素が多いので、英語のスコア確保には、十分な時間を割いたほうが良いと覆います。

MBAの前に巨大な壁2 GMAT

GMATはこんなテスト

GMATはGraduate Management Admission Testの略で、ビジネススクールに入るための事実上の共通試験です。
ちなみに、ジーマットと読みます。

スコアは800点満点で、分析的な文章を書く能力を見るAWA(Analytical Writing Skill)、英語の言語能力を見るVerbal Section、数学的能力を見るQuantitative Sectionで構成されています。熊が受験していたころは1か月に1回しか受けることができず、かつ通年で5回までと決まっていたので、一回の試験をとても慎重に受けました。

スコア確保にはどのくらいの時間が必要なのか

ではGMATのスコア確保にはどのくらい必要なのでしょうか。残念ながら、これも人によります。知り合いは2か月勉強しただけで、710とってしまいましたし、逆に熊のように5回目まで粘らないといけない場合もあります。

まず、数学がある程度得意かどうかということがあります。GMATはVerbalとQuantitativeで点数が決まりますが、日本の理系の大学を出ている方なら、Quantitativeは20~30時間も勉強すれば49~51を安定して取ることができると思います。

問題はVerbalです。GMATのVerbalの試験は、TOEFLとは違ってGMATに合った思考回路を身に着ける必要があります。これをすんなりできるならば、80時間/月×2か月=150時間程度で目標点を達成できる人もいるようです。ですが、多くの場合この倍以上かかっているのではないでしょうか。

普段の自分が丸わかり?推薦状

日本でいう推薦状と基本的には同じです。

推薦者には、受験者との関係から、実績、良いところなどを書いてもらいます。通常2~3通ですが、学校によっては1通のところも4通のところもあります。当然ですが英語で書く必要があります。英語で書くことについては、カウンセラーに相談するのが良いと思います。そして大抵の場合、社長などの役職が高い人ではなく、身近に受験者と接し仕事をした人が求められています。

熊の場合は、直属の上司2名に頼んだので、お願い文の作成から業者にグラマーェックを出すところまで入れると10時間ほど作業に時間がかかっています。

また、推薦状の提出も推薦者が行うのですが、その際に推薦状のファイルに加えて、アンケート形式で受験者のことを聞かれるところもあるそうです。具体的には、受験者の○○能力はどの程度ですか?a.上位1%程度、b.上位5%程度・・・という具合です。これらの質問がそれなりにあるとのことです。

熱意をロジカルに。エッセイ

日本ではあまり見ないエッセイです。

エッセイのお題は、各大学の受験HPに夏頃発表されます。学校によって特徴があって面白いのですが、概ねWhy MBA、Why○○スクールといった定番のお題と、学校オリジナルのお題の組み合わせの場合が多いです。

エッセイは自分の経験から、お題にあったネタ出しから、エッセイのドラフト作成、修正から、グラマーチェックなど、本当に手間と時間がかかります

熊の場合、最低でも1つのエッセイに5~15時間はかかっているのではないでしょうか。これが受験校のエッセイのお題に合わせて5~6パターンは必要になります。

久々の母校。成績証明書など

時間はあまりかかりませんが、意外と手間がかかるのが、成績証明書と卒業証明書です。

久しぶりに母校に行くことになるのですが、まず成績証明書と卒業証明書は英語でないといけないので、その分発行に時間がかかります

加えて、学校によっては大学側から封をして直接受験校に送ってもらう必要があります。その場合、EMSなどの郵送関係の手配もする必要があります

もし、受験校が5校あり、受験の日程がずれており、かつ修士の学位も持っていた場合、成績証明書と卒業証明書のやり取りが最低でも6回程度は発生します。

熊は、事務員さんに顔を覚えられてしまいました・・・。「今度はどこの学校ですか?」と。

というわけで、地味ですが時間と手間がかかる作業です。しかも、時間がかかることを見越して、前もってしておく必要があります。

オンライン願書提出

最後にアップロードする材料がすべてそろってから、オンラインで提出する作業になります。

とはいえ、エッセイをアップロードしたり、住所やら連絡先やら、卒業大学やらを入力していると、あっという間に2~3時間はかかってしまいます。

これが5校程度あると、やはり10~15時間程度は必要となります。

学校の出願受付スケジュール

MBAではラウンド制、ローリング制をとっている学校が多くあります。

ラウンド制は、その名の通り締め切りを1st、2nd、・・・というように分けて、そのラウンドごとに合否を決めていく方式です。ローリング制は、受け取った願書の順番に合否を判断していく方法です。どちらの方式でも概ね10月前後から受付が開始されて、最終的には翌年の1月から4月くらいまで受け付けています。

なんだ、4月までなら余裕じゃん、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

願書提出は後になるほど制限が増える

10月から受け付けを開始するのですが、ラウンド制でもローリング制でもどちらも後になるほど合格のための空いている席が少なくなるのです。

アドミッション側の人間になったと想像すると分かりやすいかもしれません。

あなたはアドミッションのオフィサーで、毎年何千通という願書に目を通すとします。初めのころは、まだ何も制約がありません。昨年までの経験から、様々なフィルターにかけて、優秀だと思う学生に面接の招待状を出していけばいいだけです。

ですが、途中から色々と考えることが増えてきます。留学生の比率はこれくらいにしようという目標があるはずです。業界のバランスも考えないといけませんし、前職の職種のバランスも考慮する必要があります。

後半になればなるほど、できればファイナンス系のヨーロッパ人がいいなぁ、とか、テクノロジーの中国人がいいなぁなど出てくると思います。

そして、前に同じ属性の受験者がいたなと制限が増えてきます。

もし1月などの締切後半になって受験者と同じ属性の人がすでに沢山合格していたら、前に合格している人と同じスコアでは合格を貰うことが難しくなると思います。もうすでに、この属性の受験者は合格させたから、更に良いスコアでないと合格を出しにくいと思います。

このように考えると、スコアやエッセイが一通り自分の納得いくものになったら、早めに出してしまうほうが良いと思います。

早ければいいなら願書受付開始日に出すのが一番?

これは条件付きでYesです。

もうすでに、自分がこれ以上ないというスコアとエッセイがかけているのでしたら、良いと思います。ただし、同じことを考えている人は多く、1stラウンドでは昨年受験をせずに、一年遅らせて力を蓄えた実力者たちが多くいるので、その分競争は激しいと聞いています。

ですので、スコアとエッセイを自分の満足いくように仕上げてください。

まとめると

MBAを受験するために必要な準備作業と締切についてまとめました。

  • 志望校合格には、時間の確保が何よりも重要
  • 英語の必要勉強時間は個人差が大きく、安全を見て多めに
  • エッセイの作成や成績証明書の手配など、地味に手間と時間がかかる
  • 締め切りは自分の満足のいく準備が出来たら早めに提出を

社会人で忙しい方が多いと思いますが、不測の事態も考えて、余裕を持ったスケジュール管理の元、頑張ってください。

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