熊のカリフォルニアMBA留学記

理系の熊がカリフォルニアで七転八倒したMBA留学の記録(ブログ)です

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MBAで就職するにはクラブ活動が有利?

      2016/01/05

日本の大学でクラブ活動というと、テニスやバスケットのようにスポーツを主体としたものや、ビジネスやトレードといったビジネス寄りのもの、映画や演劇といった文化系のものを想像すると思います。

ですが、MBAのクラブ活動はちょっと毛色が違います。

いつもは日本人向けに書いていますが、今回のポストはアメリカ人にとってのお話しです。アメリカ人はこういう状況の下で、クラブ活動をしているのだなーと思ってもらえれば幸いです。

MBAスクールでのクラブ活動とは?

さて実際にMBAスクールにはどんなクラブがあるのでしょうか?

よくあるのはビジネス業界のクラブ

熊がいた学校には、ファイナンスクラブ、コンサルティングクラブ、テクノロジークラブ、メディアクラブなどがありました。こうして見てみると、ビジネスの業界ごとに分かれています。日本ではクラブ活動はスポーツや演劇といったその活動自体を楽しむことが前提だと思いますが、MBAではやはり就活につながっているため、ビジネスでクラブを作っていることが多いようです。

学校横断的なクラブ

もちろんビジネス以外の括りで活動をしているクラブもあります。

例えば、学校を横断しているような活動をしているクラブです。学校横断的な活動をしているクラブの代表として、Net Impactがあります。Net Impactは米国の非営利組織のNet Impactのサポートしており、ビジネスを通じて社会貢献を行う若者を育成することを目的としています。多くの大学でNet Impactのクラブ活動が行われていて、横のつながりもされています。

ボランティア

ボランティア活動もあります。ビーチの清掃や孤児院での手伝いなど、ボランティア活動を積極的に行い、コミュニティに貢献していこうというクラブ活動です。

実際にはどんなクラブ活動をしている?

では各クラブは具体的には、一体どんな活動をしているのでしょうか?

クラブによって大きく違うのですが、ビジネス系のクラブが行っているのは主に以下の三つだと思います。

  • トリップ・会社見学
  • 講師を招いて討論会
  • ソーシャルな活動
  • コンペティションなどに参加

トリップは実際に会社に見学、質疑応答を行うことが多いようです。例えば、メディアクラブでは、ハリウッドの有名スタジオの仕事の様子を見学させてもらったり、といった活動です。

トリップはこちらから見学に行きますが、逆に学校に来てもらって講演会をしてもらうこともあります。クラブ側でテーマを決めて、そのテーマについて講演会、討論会などを行います。

そしてソーシャルな活動も行っています。具体的には、学校の卒業生と連絡を取って業界の現状を聞いたり、履歴書(レジュメ・CV)のチェックをします。こうしてみると、やはり就職活動を強く意識したクラブ活動だということが分かります。

そして最後は、コンペティションなどへの参加です。米国には、マーケティングやオペレーションといった様々なテーマで多くのコンペティションが行われています。これらにクラブの精鋭を送り込もうというものです。

こうしてみると、すべてのクラブが就職活動と繋がっているわけではないのですが、、その多くは就職活動を意識していると言っていいでしょう。

場所、学校、サイズでかなり違うクラブ活動

当たり前ですがクラブ活動は学校によって大きく違います。学校の場所にもよりますし、学校の特徴、サイズも大きく影響していきます。

場所で異なるクラブの傾向

例えば、シリコンバレーが近いスタンフォード大学やUCバークリーなどは、テクノロジー系のクラブ活動が盛んです。一方、ハリウッド近いUCLAでは映画が、バイオ・ヘルスケアが強いUCSDではやはりその分野のクラブ活動が盛んです。

大学の特徴も影響する

大学の特徴も大きく関わってきます。場所と同じですが、伝統的にファイナンスが強い学校はやはりファイナンスクラブは非常に強力なネットワークを持っていますし、アントレを押している学校は、アントレのクラブが活発な活動をしていることが多いと思います。

サイズが違えば自由度と責任も大きく違う

そして、学校のサイズもクラブ活動にかかわってきます。

クラブ活動は基本的に自主参加です。ですので、多くの学生がいる学校では当然人が集まりやすく、イベントを行う際の一人当たりの負担が少なくなる傾向があります。逆に、人が多い分まとめるのは大変で、自分の意見や意向を通すことも難しくなります。一方、学生の数が少ない学校では、人を集めるのが大変ですし、なんでも少ない人数で行う必要があります。しかしながら、、自分の意向を通すことは比較的容易ですし、思い立ったら仲間を見つけて自分でクラブを立ち上げることも可能です。

このように、学校の特徴、場所、サイズによってクラブ活動は大きく変わると思います。

他に目的は?

MBAでのクラブ活動が就職を強く意識したものだということが伝わったと思います。

では、具体的にはどのようなお得なことがあるのでしょうか?

人脈(ネットワーク・ネットワーキング)

第一に上げられるのが、人脈(ネットワーク・ネットワーキング)です。

熊の感覚では、日本に比べて米国ではより人脈が重要だと思います。

あくまで聞いた話ですが、ある会社に履歴書(レジュメ)を送ってもなかなか見てもらえないということがあります。ですが、もしその会社に知り合いがいて人事部に一言、その履歴書は読むべきだと言ってもらうと読んでもらえるということがあるそうです。

また、会社によって履歴書に求めるものが大きく異なります。ですので、履歴書を送る予定の会社の人に履歴書をチェックしてもらって、会社の求める人物像に合っている表現になっているか確認をしてもらう、ということもします。

このように、米国の就職活動では、日本に比べるとずっと人脈が重要だと思います。もちろん、近年はLinked Inといったサービスもありますが、それでも一度会った人と会ったことがない人では、印象が全く異なります。

ここでクラブの各活動を思い出すと、会社訪問や講演会など、会社の就活キーパーソンと接触する機会を増やそうとしています。これは、この就職活動での人脈を有利にするという意味もあると思います。

レジュメを良くする

もう一つのクラブ活動の大きな利点が、、役職です。

これは日本でもイメージしやすいと思います。

有名大学で、体育会系のクラブのキャプテンを務めていたら、それだけで就職活動のとき人目を惹くレジュメとなるはずです。もちろん、クラブをリードすることでリーダーシップの実践になりますし、会社の人からの覚えもクラブの役職がある方が、ずっと会社の人の覚えが良いはずです。

まとめると

日本の大学のクラブ活動と違い、MBAのクラブ活動は就活をかなり意識したものになっています。その多くがレジュメと人脈を意識したものだと熊は思います。

クラブ活動をすることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 業界についての知見が得られる
  • リーダーシップを鍛えられる
  • 業界への人脈が得られる=履歴書を読んでもらいやすくなる
  • 履歴書にクラブの役職を書くことができる

就職に直結するメリットがあることで、それ目当てでクラブ活動をしているように思うかもしれません。
ですが、就職したいと思う業界のクラブに入ることが多いので、やっぱりその業界が好きな人が多いと思います。

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